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5限だけ授業を抜けたが流石に6限は受けないと怒られるな、と思い移動する生徒に紛れて教室に向かう。
教室に戻ると休み時間だからかかなり賑わっていた。
「！岩ちゃん！大丈夫？気持ち悪いって言ってたけど。今は治ったの？俺めっちゃ心配したんだよー！」
肩を掴んで揺さぶってくる及川をどうしても振り向かせる事は出来ないのに何でまだ希望があると、そう思ってしまうのだろう。
『…大丈夫だ。少し気持ち悪かっただけだ』
心配そうに覗いてくる顔を見るのが辛くて及川の視線に合わせず自分の机に向かった。
少し怒っているような心配しているような雰囲気が
及川からしてるのが分かる。
ガタ、と椅子を引いて立つ音がすると分かった時には及川に肩を引かれ無理矢理にでも視線を合わせられた。
「そんなんで今日部活出来るの？気分悪かったりするのは岩ちゃんのせいじゃないんだから、ちゃんと言って。俺そんなので岩ちゃん倒れるの嫌だよ」
『…俺は、お前じゃねぇんだから、そんなのねぇよ』
「何それ！及川さん怒っちゃう！！」
少し頬を膨らませて女子の様に怒る及川を見て俺はこの表情も、岩ちゃんと呼んでくれるその声も笑顔も俺に振り向かせる事は出来ないのかと先程のリナリアの花言葉を思い出した。
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リナリアの花言葉
" この恋に気づいて "
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れいな - 私腐女子なのでこの作品読んだんですけど、めっちゃ面白かったです！ (2022年7月16日 21時) (
レス) @page15 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
しほかもしれない（？） - え、なに？ 始まりかたすき(((は？ (2020年8月23日 17時) (レス) id: 7b6bdaef7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kosame | 作成日時：2020年5月28日 21時
