Linaria ページ5
旧校舎につくと一気に気持ち悪さが増し悪いとは思いながらも吐いてしまった。
涙で視界が少しぼやつきながらも朝と同じような不信感にかられた。
暫くして片付けようと吐いてしまった場所に向かうもまたそこには小さな花びらや花が散っていた。
『…なんの、花だ。これ』
先生に見つからないように細心の注意を払いつつ
スマホの画像検索を起動させる。
何件か検索結果が出てくるが一番似ていたのはリナリア、という小さな花びらが集まった花だった。
" 望みの無い恋、だ "
『____分かってんだよ』
わかっている、
はずなのに
辛い
痛い。
男子トイレで顔をぱしゃぱしゃと洗うが未だに目の蓋が赤く少し腫れている。
『こんなんじゃ、戻れねぇわ』
空いている教室の椅子に座りさっきの続きを調べる。
リナリア 花言葉
案外有名だったのか、それともある一定の人は大体知っているのか、直ぐに出てきた。
『っ、まじかよ…』
" この恋に気づいて "
合わせて何度目か分からない涙を流した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れいな - 私腐女子なのでこの作品読んだんですけど、めっちゃ面白かったです！ (2022年7月16日 21時) (
レス) @page15 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
しほかもしれない（？） - え、なに？ 始まりかたすき(((は？ (2020年8月23日 17時) (レス) id: 7b6bdaef7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kosame | 作成日時：2020年5月28日 21時
