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「しっかし、及川も本気だよなあ〜」
昼休み屋上で松川と花巻、そして俺の3人で食べていると急に花巻が言い出した。
「だよな、今まで告られるほうだったもんな、あの鰹節は」
2人の話を聞くのが何となく辛くて箸を進めるもあまり食欲が湧かず結局話を聞く方に戻すと松川はおや、
と言いたげにこちらに視線をよこしてきた。
『…なんだよ』
「いや、珍しくね?岩泉ってそんな食べねーキャラだっけ？」
「あと大体俺らの話半分聞き流して昼ずっと食べてんじゃん」
花巻も同調して俺の弁当の残りを見つめてくる。
『…いや、なんつーか腹減ってねえし』
「は、腹減ってねえ？いや食べ盛りで運動部の男子が言う事かそれ？」
「それな、なんかあったのか？あもしや恋のお悩み、とかだったりして？」
『いや、悩んでるっつーか、なんつーか、その気になってる事があってな』
紛らわせる為に言った事は案外2人の興味を引いたらしい。
「え、岩泉にも悩みとかあるんだ。あれじゃん？岩泉って根性で解決しろタイプの奴じゃん。つか気になる事って何。俺それが1番気になる」
花巻が意外そうに言いながらも早く話しちまえ、と
言いたげな事が分かる。
『……黄色い、チューリップで有名な物とかあったか？』
「は？」
花巻のその反応は特に思い当たる節が無い、と言う事に違いない。
一方松川は何か思い当たる物があるのだろうか、黙ってずっと考えていた。
「…花言葉？俺が黄色いチューリップに関する事で
知ってるの、花言葉しかない」
『で、なんなんだよ、その黄色いチューリップの花言葉』
問いかけると松川は口ごもった。
「えーと、なんつーかその？言わない方が良いやつでもあるな、それは」
松川と視線を合わせて早く言ってくれ、と催促する。
「……はあ、じゃあ言うな。
黄色いチューリップの花言葉は
" 望みの無い恋 "だ」
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れいな - 私腐女子なのでこの作品読んだんですけど、めっちゃ面白かったです！ (2022年7月16日 21時) (
レス) @page15 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
しほかもしれない（？） - え、なに？ 始まりかたすき(((は？ (2020年8月23日 17時) (レス) id: 7b6bdaef7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kosame | 作成日時：2020年5月28日 21時
