55 徹目 ページ5
窓から外を見ると、女性が杏寿郎さんの左目に触れようとしていたところだった。
杏寿郎さんはその手を払い、女性は少しだけたじろいだが諦める事なく腕に手を絡ませていた。
私はその姿を見たくなくて顔を背ける。
「大丈夫ですAさん。兄上は手を払いましたよ」
「あ・・」
背けた私の袖を握り安心させるように笑う千寿郎君に胸が痛む。
嫌がるなんて、そんな資格はないのに顔を歪ませていたであろう私を安心させてくれる千寿郎君の頭を撫でた。
しばらくして家事を始めようかと言おうとしたところ玄関が荒々しく開く。
「A！！！」
「！？」
大声の主が杏寿郎さんだとすぐに分かり慌てて玄関へ行けば眉間に皺を寄せた杏寿郎さんが立っていた。
杏寿郎さんは出て来た私の手を握る。
「いいか、煉獄家の家柄等関係ない。君はそんな事考えなくて良い。煉獄家の皆も同じ事を思っている。君だから皆一緒に居たいんだ」
恐らくあの女性が私との会話を話したのだろう。
「すぐに気付けずすまなかった」と謝る杏寿郎さんに言葉を詰まらせた。
「・・っ・・気を使わせてすみません。ありがとうございます」
「いいんだ・・君が不安になる事はこの世界に何一つ無い。安心して待っていてくれ」
帰って来てからでもいいのにわざわざ踵を返して走って来てくれた杏寿郎さんに思わず笑顔になる。
煉獄家の皆は私を安心させる天才だ。
その後指切りをして再度杏寿郎さんを見送り、千寿郎君と家事を再開した。
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つくね(プロフ) - シンヤさん» シンヤ様！見捨てずいて下さってありがとうございます(´；Д；`)怒るでもなくコメントまで下さるとは、、背中を押して下さったおかげで完結させる事ができました！本当にありがとうございました！(;o;)番外編！そんな需要はないと思っていたので嬉しいです！ (8月26日 0時) (
レス) id: 4b2e6a923f (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - 紫音さん» 紫音様！コメント下さりありがとうございます！(；ω；)楽しみにしていて下さっていたのですね！本当にお待たせしてしまい申し訳ありませんと同時に嬉し過ぎます(;o;)読み直してまでもらえるなんて光栄です！本当にありがとうございました！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (8月25日 23時) (レス) id: 4b2e6a923f (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 素敵な作品で完結おめでとうございます🥰🥰番外編あるといいなと思います🥰時間がある時何度も読み返しています🥰🥰ありがとうございます🥰これからも素敵な作品楽しみにしています🥰 (8月25日 2時) (レス) id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - コメント失礼します。完結おめでとうございます！ずっとずっと楽しみにしていました(^-^)強火でたまに病んでる煉獄さんにいつもときめいていました！とても素敵な作品で、更新していたのを見て、完結したのを見てまた一から読み直してしまいました…！ (8月19日 7時) (レス) @page49 id: 9b48e88303 (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - シンヤさん» シッシンヤ様ー！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡返信が遅れてしまい申し訳ありません(;o;)待っていて下さりそしてコメントまで下さるなんて本当にありがとうございます！心臓がギュンとなりました。近々更新させていただきますので読んでいただけますと幸いです！(´；ω；`) (8月11日 0時) (レス) id: 4b2e6a923f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つくね | 作成日時：2021年11月21日 21時
