61. 教師 - 学生 ページ11
あの後、無事1日の授業が終わり職員室に戻ると、杏寿郎の騒ぎを聞いた生活指導の先生に何故か私が怒られる事になった。
説教が終わった後に自分の仕事をした為学校を出たのは私が最後で、ため息を吐きながら玄関へ向かう。
おのれ杏寿郎。
靴を取り、玄関を出ると地面に座り込んで下を向いている杏寿郎を見つけ思わず目を見開いた。
「杏寿郎！？今まで待ってたの！？」
杏寿郎は私が声をかけると弾かれるようにこちらを向き、目が合うと苦しそうな顔をする。
「・・っA！！今日のは違うんだ！」
「え、何が？」
勢いよく立ち上がった杏寿郎は私の両肩を掴む。
「俺はあの女子を少しも好きじゃない！！君の気を引きたくて気のあるフリをしようとしたがどうしてもしたくなかった！！」
「あ、うん。知ってる」
その場にいたし大声だったし。
杏寿郎は私の言葉が聞こえていないのかどんどん話しを進めだす。
「君に・・っ俺の事を少しでも早く好きになってもらいたかったんだ」
「・・・・杏寿郎。私達は少し距離を取った方がいい。私は杏寿郎の事を好きになれない」
なってはいけないと言うのが正しいのだが。
「・・何故だ？」
青ざめ訳が分からないと言う顔をする杏寿郎。
「俺の事を男として見ると言ったじゃないか・・誰に何を言われた？」
「杏寿郎聞いて？」
私の言葉も無視して杏寿郎はどこを見ているのか分からない目をして話し続ける。
「今日の事か？今日俺が君の気を引くためにやった事が悪かったのか？それとも「杏寿郎！！」・・っ教えてくれA・・」
杏寿郎は苦しそうな顔になった。
私の両肩を握る力が強くなり思わず顔が歪むがどうにか口を動かす。
「・・年が離れてる」
「関係ない」
「杏寿郎には色んな未来がある」
「君と共にある」
「杏寿郎は色んな経験をするべきなの」
「その隣に君がいないのなら必要無い」
「私達は教師と生徒だよ」
「その前に幼なじみだ」
「・・っ分かってよ杏寿郎」
「分かりたくない！！！」
最後に声を荒げ私の腕を掴んだと思ったら学校の中へ引っ張られた。
「・・っ何してるの杏寿ろっ！？・・っ！」
壁に背中が付き、今までに無いほど杏寿郎の顔が近くに来たと思った時にはキスをされていた。
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つくね(プロフ) - もにょさん» もにょ様！コメントありがとうございます(*´◒`*)ふんわりヤンデレハッピーエンドが書きたくて書いてみました！最高までいただきありがとうございます！(；ω；)もう少しお話し追加する予定なのでそちらも見ていただけますと幸いです！♡ (8月11日 0時) (
レス) id: 4b2e6a923f (このIDを非表示/違反報告)
もにょ - 初めまして！最高過ぎていっきに読んでしまいました！ヤンデレって苦手な筈だったのですが、めちゃくちゃトキメキました（笑）新たな扉を開いてくださりありがとうございます。始めから終わりまで全話最高でした！ (5月5日 20時) (レス) @page36 id: c62f6d1e54 (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - さやさん» さやちゃん！コメントしてくれてありがとう！！元気でたぁ！！(´；Д；`)さやちゃんの望むシチュエーションじゃなかったかもだけどさやちゃんが喜んでくれたら嬉しい！！♡メッセもありがとう！！大切に返信するね！！♡︎( ´ ` ) (2022年4月23日 14時) (レス) id: 7d975f8565 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - つくねちゃん！！「こら」ありがとぉぉ♡♡執着度といい、心配してくれるとこといい、最高でした(* ´ ﹃｀*)書ききれない想いをメッセします！！ (2022年4月22日 20時) (レス) @page39 id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - さやさん» さやちゃん！こちらこそ完結まで読んでくれて本当にありがとう！！(；ω；)さやちゃんに煉獄姓を捧げられて良かった！！♡笑また他の作品も幸せな物に出来るように頑張るから見てくれると嬉しい！！(*´□︎`*)本当にありがとう！！ (2022年2月5日 22時) (レス) id: 594e08a22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つくね | 作成日時：2021年9月30日 22時
