33. 学生 - 学生 ページ33
自己紹介も済み、お酒も進み、場がある程度盛り上がっている所私は男性との話しもそこそこにご飯とお酒を嗜んでいる。
女性陣は鈴、私、同じ講義を受けている子2人。
男性陣は透先輩、剣道部の男性が1人、透先輩の友人2人。
鈴が咲先輩に合コンを頼み、咲先輩が透先輩に言って男メンバーを集めてもらったようだ。
(帰りたい・・)
大勢の知らない人と何故わざわざご飯を食べないといけないのかと思いながらお酒を飲んでいると透先輩の友人2人のうち1人がニコニコとやって来た。
「Aちゃんだよね？よく食べるね」
「はい。よく食べる方ですね」
私は男の先輩に話しかけられるもまるでオウム返しのような返答をする。
そんな事気にもしないとでも言うように能天気にグイグイ近付いて来るものだからお酒を飲んでいる途中眉間に皺が寄る。
「Aちゃんも出会いを求めに来たの？俺Aちゃんの事気になるな。連絡先交換しない？」
「・・い「圭太！ごめんそこ譲って！！あの可愛い子がお前の事気になってるらしいぞ！」・・・・」
「マジか！ちょっと行ってくる！」
嫌だと言おうとした所透先輩がやって来て話しを遮られ、今まで隣にいた圭太と呼ばれる先輩は透先輩の言葉に笑顔で席を立ち浮かれた様子で向こうへ行った。
ちなみに可愛い子とは鈴の事で、こちらを見ながら親指を立ててグーサインをしている為恐らく眉間の皺が深くなっていく私を見かねた鈴と透先輩が助け舟を出してくれたんだろう。
透先輩は私の隣に座り、困ったような笑顔になる。
「圭太が強引でごめん。悪い奴じゃないんだ」
「・・いえ、私も邪険にしすぎました。すみません」
助け舟を出してくれたであろう先輩に少しだけ申し訳なくなり謝った。
先輩は私の言葉に安心したような顔をした後持って来たお酒を一口飲み笑顔を向ける。
「Aちゃんに会えて良かった。もう一度会いたいと思ってたんだ。剣道部にはいらない？」
「入りません」
「あの狐の面の子が言うから？」
「それもありますけどバイトもしたいですし、道場で練習したいんです」
剣道部に誘ってくれる事は嬉しいが学校でわざわざしなくてもいいかなと思う。
透先輩は私の言葉に残念そうな顔をするがこれ以上言う事も無く普通に話しをした。
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つくね(プロフ) - 沙希さん» 沙希様！小説を読み、更にはコメントまで下さってありがとうございます！！(;_;)しかも別の作品まで見ていただいて失神しそうです！力が出ました！これからも飽きられないよう頑張りますのでよろしくお願い致します！！ (2021年8月13日 0時) (
レス) id: 1bd9842210 (このIDを非表示/違反報告)
沙希(プロフ) - いつも楽しくキュンキュンさせて頂きありがとうございます！他の方々の作品ではなかなか出会えないタイプの煉獄さんですがめっちゃハマってしまいました！大正時代の作品から現代編のお話のカップルも好きなのですが、こちらの話のお二人も面白くて好きです！ (2021年8月12日 20時) (レス) id: a7a9c53ace (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - さやさん» さや様ー！本作まで見ていただいてありがとうございます！幸せ過ぎて泣きそうです！(;o;)さや様に飽きられぬように頑張りますのでよろしくお願いします！！psチビ杏寿郎は音痴そうだなと勝手に妄想しました笑 (2021年8月11日 11時) (レス) id: 1bd9842210 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - つくね様の新作の通知が来てすぐに読ませてもらいました(*´ω｀*)果てしなく音痴な鼻歌を想像したら可愛すぎました(*´Д｀)素敵な作品ありがとうございます！！今作も楽しみに読ませていただきますね(*^^*) (2021年8月11日 10時) (レス) id: 7025e10926 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つくね | 作成日時：2021年8月11日 10時
