「電車内では失笑が」 ページ3
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『やばくねあいつ？』
『うわー…いじめられっ子みたい』
『可愛そうな見た目』
電車内。
コソコソ言わないで欲しいんだけど。傷つくわ。素直に。
やっぱりこの格好は失敗だったかな。
そう思って、窓に反射する自分のおさげ姿を見つめる。
…確かにコソコソ言う理由も…
ため息をついた途端に、お尻に違和感を感じた。
…お？これが通勤ラッシュか。
電車に乗るのが久しぶりということもあって、人同士がぶつかり合ってしまうぎゅうぎゅうの通勤ラッシュに驚く。
でも、いくらたってもお尻の違和感は消えなかった。
振り返ると、男子高校生とみえる人たちがニヤニヤ笑ってお尻を撫でている。
『こいつみたいな気い弱そうな奴だったら何も言えねえって』
ちっさいこえで言ってるつもりかわからないけど丸聞こえ。やかましいわ。
『しっかし、いい体してんなぁブスのくせに。』
『胸とか、もう抵抗しないしインじゃね？』
良くない！そう思って勇気を出して手首をつかもうとした時だった。
ぱし、とお尻を撫で回していた手首を掴む筋肉質な腕が見えた。
…え？
明らかにわたしの腕ではない。そりゃそうだけど。
ぱっと驚いて顔を上げると、そこにはイケメン男子が手首を掴んでたっていた。
？「お前らさ、気弱い子にこんなことして……最低じゃね？」
？「ほんとにそれ。消え失せろよこの子の前から。」
その男子に同調するようにもう１人…これまたイケメンな髪染め男子が言う。
その威圧感に負けたのか、男子生徒たちはさっていった。
ほ、と一息吐くと私は頭を下げた。
「ありがとうございます！」
そう頭を下げて、勢い良くあげようとした時、電車がガタンと激しく揺れた。
その揺れに耐えられずにメガネが落ちる。
「…あっ、」
拾おうと屈むと、前にいた筋肉質な男子がメガネをとった。
？「はい。これで……え？」
メガネを受け取ろうとすると、筋肉男子が固まる。
どうしたんだろう。
首を傾げていると、停車駅についた。
「あっ、ありがとうございました！いつかお礼さしてください、それじゃ！」
髪染め男子がなにか言いかけたけど、ごった返す人のせいでまったく聞こえなかった。
通勤ラッシュて、こんなに凄いのか…と威力を思い知る。
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末 - めっっっっっっっ(永遠に続く)ちゃおもろいです！！次の更新楽しみにしてます！ (2020年11月12日 14時) (
レス) id: 8851b2aad5 (このIDを非表示/違反報告)
みりぽん - 更新しないんですか？(泣)お願いします！とっても面白いです！更新してください！！！ (2020年6月23日 21時) (レス) id: 5ba7fc14d4 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅﾐｦの家のあろさうるす - 更新おねがいしまぁぁぁす！楽しみにしてます！ (2020年3月19日 18時) (レス) id: 2e27670cb5 (このIDを非表示/違反報告)
つくも(プロフ) - うぼぉぉぉぉぉは草 (2020年1月6日 13時) (レス) id: 719958ae53 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむりんこむ - 澪さん» この子になりたいよね(あれ私作者) (2019年11月5日 18時) (レス) id: 77570be88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむりんこむ | 作成日時：2019年9月19日 20時
