オクタと夜食 ページ2
「で、アズール食わねぇの？早く言わないとなくなっちゃうよ？」
唐揚げの山が、どんどんジェイドの口に消えていく。
「っ…全部僕のものだぁあああ！！！！！！」
「タコちゃんついでに足1本頂戴」
深夜3時
僕達はカロリーを摂取している
「ピザに追いチーズと追いベーコンします」
「俺も食う」
「僕も」
馬鹿だった。としか言いようがない
「カロリーが…はぁ…」
「大丈夫。カロリーは熱に弱いのでゼロですよ」
「出た。陸の迷言〜」
僕達は取り続けた。
「このキノコはですね、一昨日山に行った時に熊さんが案内してくれた場所に生えていたんですよ」
「だからあんなに血まみれだったんだね」
「対価に殺されかけました」
カロリーを
「カロリーが高いものって美味しいじゃないですか。これって、美味しいものがカロリー高いんじゃなくて、カロリーが美味しいんじゃないですか？」
「魚卵が先か、鮭が先かですね」
「カロリーは概念」
デブの元を
「太りました」
3日後、体重計に乗るとやはり増えていた。覚悟はしていたが、精神的に来るものがある。
「気にしないでください。沢山食べる所は見ていて気持ちがいいです」
「自分で鏡でも見ながら食え」
「え〜？いーじゃん別に。減るもんじゃないし」
「減らないから困るんだよ」
「所でジェイド、昨日の夜どこ行ってたの？」
「…それに関しては、アズールに謝らなければいけません」
真剣な顔を作ったダイオウグソクムシ。元い、ゴキブリ
「…分かっています。｣
「実は昨日、これみよがしにアズールの前で唐揚げ丼を食べたのは嫌がらせです。」
コンコンコン。
この間とは違う、適切な場所で適切な力で適切な部分のみを使ったノックの音。
ジェイドだ。
「入りなさい」
「失礼します」
澄ました顔は半分隠れている。
「…なんです、それ」
「唐揚げです」
「今は夜ですし、摂取カロリーを上回るので食べませんよ」
「分かっています。ですので、アズールは僕が食べるところを見ていてください」
「…」
☆ほんとになに_______！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：モリフクロー | 作成日時：2021年8月16日 7時
