幸せな時間 2. ページ10
シャワーを浴びて タオルで頭をガシガシ拭きながら
リビングのドアを そっと開ける。
・
さっきまで ベッドで丸まってたAが
おんなじ形で ソファに転がってる。
・
オレが起こしちゃったかな?
・
カズ「A〜… 」
・
そっと近付いて 小さな声でAの名前を呼びながら
ほっぺをツンツンしてみる。
・
ちょっとだけ笑ってるみたいな口元が
オレを誘ってるみたいでさ?
・
カズ「A〜… 仕事行けねーくらい 襲っちゃうよ〜…?」
・
可愛い唇を 人差し指でツンツンとつつきながら
さっきよりちょっとだけ 大きな声で 言ってみた。
・
カズ「…本当に寝てんのかな?」
・
全然反応のないAに そ〜っと手を伸ばしながら
・
カズ「A〜… 目 開けんぞ?」
・
また 小さく小さく言ったら
ガバッと起き上がったAが
・
A「ダメッ!それ私の特権だからっ!」
・
あはは。と笑いながら言う。
・
カズ「お前 起きてんなら さっさと目開けろやっ!
…早く起きてるAに会いたかったんだって…」
・
Aをそっと抱き寄せたら
・
カズ「ほら 支度して来いよ。
コーヒー飲んで 店までドライブしようぜ?」
・
そう言ったオレに めちゃめちゃ嬉しそうな顔をしたAが
「うんっ!」って弾むように返事をして
パタパタと支度をしに向かった。
・
Aの生活する音
Aの甘い匂いに コーヒーの匂い
楽しそうに仕事の話しをする助手席のA。
・
やっぱさ?
養ってもらうよりは オレがちゃんとAを守りたい。
・
さぁ 次のプロポーズはいつにしましょうかね。
次こそ さっきみたいに「うんっ!」って弾むように返事をしてちょうだいよね
オレの可愛いAさん?
・
fin.
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作者名:もり*えこる | 作成日時:2015年11月23日 9時