ｵﾜﾘﾄﾊｼﾞﾏﾘ １.@潤くん ページ4
最近はずっと仕事が忙しくて ウチに帰るのがいつも朝方になる。
Aも BARでピアノを弾く日は結構遅くなるけど
それでも夜にゆっくり出来る時間が 中々ない。
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潤「はぁぁ。」
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今日もようやく仕事が終わって 時計を見たら
日付が変わってもう数時間…
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潤「夜っていうより 朝だな。」
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ポツンとヒトリゴトを呟いて 帰り支度をする俺に
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ニノ「お？久々のため息Ｊだな。」
・
俺とは違って 明るい声でそう言った。
・
潤「ニノんとこは ちゃんと起きてる彼女に会えてる？」
ニノ「うちはホラ。そろそろシーズンですから。
多分今から帰ったら ちょうど起きるくらいかな(笑)」
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ふっ。と柔らかい笑顔で腕時計をチラリと見た。
・
外はすっかり寒くなってきて
街のイルミネーションもずいぶん賑やかになった。
・
潤「そっか。この時期のケーキ屋 半端ないんだったな。
あんまムリさせんなよ(笑)」
・
ニヤリと笑った俺に やっぱりニヤリと笑ったニノが
・
ニノ「それはどうかな〜。」
・
そう言いながら 「お疲れ」って マネージャーの車に乗り込んだ。
・
相変わらず彼女と仲良しなニノの背中を見送って
澄み切った夜空を見上げたら
もう随分低い位置に来てた月が
それでも綺麗に輝いていた。
・
今日も帰ったらきっと Aはもう寝てるだろうけど
それでも早く会いたくて 冷えた体を竦めて
パンツのポケットに両手を突っ込んだまま
マネージャーの車に乗り込んだ。
・
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作者名：もり＊えこる
| 作成日時：2015年11月23日 9時
