明日もずっと。２. 【s.Sakurai】 (ページ7)

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51.出てます。ページ7

ニノはいつものようにゲームから目線も逸らさずに

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ニノ「なんっすか？」

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ただそう言った。

でもこれはきっと聞く気満々なはず(笑)

それでも態度に現さないニノだからこそ
やっぱ話し易いんだよな。

・

翔「あのさぁ。
普通『家に行く。』って言ったら

『家で一緒に食べる。』ってなるよね？」

ニノ「賞味期限の短いツマミ？」

翔「…うん。」

ニノ「まぁ普通そうだと思うけど…。

そうじゃねぇの？」

翔「…分かんない。」

ニノ「…じゃあ帰らなきゃいいだけの話しじゃん。」

翔「えぇっ？そんな簡単なもんっ？」

・

すごいなニノ。
そんな簡単にいっちゃうの？

あれ？
やっぱオレがヘタレてるだけなの？

こういう時はみんなガンガンいっちゃうもんなの？

・

ニノ「翔さん顔に出過ぎだって(笑)」

・

オレをチラッと見たニノがはははっ。って笑いながら

ソファーに立て膝をしてニコッと笑った。

・

オレ…
そんなに顔に出てる？

・

ニノ「出てます。」

・

オレなんも言ってねーよ！

・

ニノ「何も言ってなくても顔が語ってます。」

翔「なんか…すごいなニノ。」

ニノ「翔さんは可愛いっすね。」

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そう言ってニッコリとアイドルスマイルを向けるニノに

思わず恥ずかしくなって目線を逸らしたオレ…。

ニノはまたゲームを開いて

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ニノ「お土産貰うんなら翔さんもお土産持ってけばいいんすよ。」

・

口角をクィッと上げてそう言った。

・

翔「え？お土産？」

ニノ「うん。帰んなくていいようなお土産。」

翔「帰んなくていいお土産って…。」

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考え込んだオレに

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ニノ「うちの彼女のケーキとかオススメですけど？」

・

ため息混じりに小さく笑った。