明日もずっと。２. 【s.Sakurai】 (ページ27)

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71.ご飯ページ27

あの日翔ちゃんと重ねた唇は

私が震えていたのか翔ちゃんが震えていたのか

お互いいい大人なのに凄くぎこちなくて

でも。凄く暖かかった。

・

あの日の事をハルカに話すと

・

ハルカ「そんなに幸せそうなA 初めて見た。」

・

って言ったけど…
そう言うハルカもなんだか…

こないだまでと違う気がするんだけどな…？

・

A「…ねぇハルカ？」

・

久しぶりに出会った帰りのロッカーで

ハルカに話し掛ける。

・

ハルカ「ん～…？」

A「…なんか良いことでもあった？」

ハルカ「…なんで？」

・

チラリと私を見たハルカはやっぱりなんだか幸せそうで

・

A「…幸せオーラ出まくってる(笑)」

・

ふふふ。と笑った私にハルカもふふふ。と笑う。

・

ハルカ「イヤイヤ Aさんには負けますよ。

なんたって彼氏があの人だもん。」

A「それ関係ないでしょ(笑)
ご飯でも… 食べに行く？」

・

２人が顔を見合わせてニコッと笑ったら

バッグの中の携帯がブルブルっと震えて

取り出して見てみたら翔ちゃんからのメールが届いてた。

・

今ご飯を食べてるから一緒にどう？って言う内容のメールに

ハルカも一緒に行こうよ？って言ったけど

・

ハルカ「私今日ダイスケと約束してるんだよね。

A 邪魔しないでくれる(笑)？」

・

やっぱり幸せそうな顔をしてそう言った。

・

A「今度ちゃんと話してよね？
幸せオーラの原因。」

・

ふふふ。と笑ったハルカと別れて

翔ちゃんの指定したお店に向かった。