明日もずっと。２. 【s.Sakurai】 (ページ22)

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66.仕方ないページ22

オレかなりドキドキしながら言ったのにさ

パッと顔を上げたAが

・

A「‥翔ちゃん酔ってるの？」

・

って。

はぁぁ？
なんだよそれ。

寄りによってそんな事言う？

オレ酔った勢いで告白してると思われてんの？

・

翔「酔ってねーよ。
Aこそ酔ってじゃねーの？

ちゃんとオレの話し聞いてる？」

・

思わずそう言ったオレに
少しビクッとしたAが

・

A「酔ってないし…
聞いてる…よ？」

・

小さな声でそう言って

恥ずかしそうにチラッとオレを見たけど

明らかに動揺してる感じのA。

・

やっぱまだ『好き。』って言っちゃ

ダメだったのかな？

・

でも。

そんなAも可愛いって思うんだから

もう仕方ないよな。

・

翔「…好きだよ。
小さい頃のAも今のAも

ちゃんと全部好きだよ。」

・

Aの頭にポンと手を置いて

覗き込むようにしてAを見たら

・

何も言わずにポロリと涙を零したA。

・

翔「ねぇ A？
嵐のオレはダメ？

Aにとってオレは今でもただの幼なじみのまま？」

・

涙をポロッと流してオレを見るAはきっと

オレの事ただの幼なじみだなんて思ってないよな？

・

オレと同じ気持ちだって信じても

間違ってないよな？