明日もずっと。２. 【s.Sakurai】 (ページ17)

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61.ほらページ17

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翔「…てかさ？」

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ん？って顔してオレをチラリと見上げたA。

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翔「…なんでケーキ食べてんの？」

A「なんでって。
こっちが「なんで？」だよ(笑)

１人暮らしなのにどうしてこんなにいっぱい買ったの(笑)？」

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ケーキを冷蔵庫に片付けもせずサーモンやチーズより

ケーキをパクパク食べてるA。

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そりゃさ？
結局選び切れずに沢山買ったのはオレだけどさ…

『翔さんバッカじゃねーの？』ってニノに呆れられもしたけどさ？

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翔「だって A どれが好きか分かんなかったから…。

確かタルトが好きなんだったよな？」

A「よく覚えてるね(笑)

フルーツタルトが好き！
…でも。」

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まだ沢山入ってるケーキの箱を覗き込んだAが

そう言って言葉を濁すから

なに？って言ったら

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A「生クリーム‥ 苦手なんだよね…」

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申し訳なさそうにオレを見た。

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翔「いいよ。それはオレが後で食べるから(笑)

だからほら。
Aもケーキばっかじゃなくてサーモン食べろよ(笑)

美味いよ？」

A「いいよ。それ翔ちゃんのお土産だもん。

私ケーキ食べる。」

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そう言って嬉しそうな顔をして

「次はどれにしよっかな～♪」って箱を覗き込むAに

思わずオレも顔がニヤけちゃうけど。

やっぱりせっかく買って来てくれたんだし？

一緒にサーモンも食いたくて。

持ってたフォークでサーモンを一切れ取って

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翔「ほら。食えって。」

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Aの口元に差し出した。