わかりませんように。(じよん) ページ8
「じよーーーんちゃーーーーーん」
ぴょーーーんっと。
じよんちゃんに抱きつく。
「おも・・・」
お風呂上りのいい匂いのするじよんちゃん
うーん、たまらん。
「じよんちゃん、じよんちゃん」
こんなに近距離で話しかけてるのに、まさかのスルー。
「邪魔、座りたい」
「うん、うん、座って、どーぞ」
ソファに腰を下ろすジヨンちゃんの横にぴったりと座る。
「なぁに、さっきから」
「じよんちゃん!」
がっつりと、目をみると、少しめんどくさそうな顔をしたジヨンちゃんが首をかしげて
「なに、って」
「膝枕してっっっ!」
え?っていう顔。
「おねがいー!」
顔の前で手を合わせて目をぎゅっとつぶって懇願。
「ねぇ、それってふつう逆じゃない?」
・・・・・
「聞いてる?」
じよんちゃんの顔をうっすらと目をあけて盗み見る。
案外優しい目をしていたので、ぱぁっと笑顔になるあたし。
「んー、でも、じよんちゃんに膝枕してもらいたいの!お願い!」
「別にいいっておい。」
最後まで聞かずに、あたしはじよんちゃんの座っている太ももの上に頭をどーんっ!
下から見るじよんちゃんってば、かわいい。
この角度から見れるって本当幸せ者だなぁあたし。
「なんで、したかったの?」
あたしの髪の毛を手ですくいながら、優しい声で問う。
「だって、じよんちゃんをこんな風に見れるのってあたしだけかなぁって思ってー、それに気分がいいのー、彼女の特権?」
「それってふつう男の発想」
「じよんちゃんは膝枕するのいや?」
「はじめてだけど、嫌ではない」
「そう、ならよかったー」
へらへらと笑って、じよんちゃんの腰に手をまわしてぎゅぅっと抱きつく。
「それ、ちょっと、やばい」
「なにがぁぁ」
と、言いながらあたしは抱きつく力を強めた。
「本当、おまえ、計算してやってんだとしたらすごい女」
「すべては計算でーす」
「そんなわけないでしょ」
優しいじよんちゃんの声が心地よくて
あたしはそんな声を手放したくないから
計算するにきまってるじゃない。
膝枕だって、じよんちゃんっていう呼び方だって
今までにされてないことをあえてしているって
どうかわかりませんように。
end.
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niko(プロフ) - ももさん» いつもありがとうございました☆また、長編落ち着いたら書きます(#^.^#) (2012年10月12日 23時) (レス) id: 5358597b16 (このIDを非表示/違反報告)
niko(プロフ) - ちょすさん» 短編書くのは気が楽なのでまたどこかで書くかもですw大好きだなんてぇ、ありがとうございます!とりあえず長編完結目標ですw (2012年10月12日 23時) (レス) id: 5358597b16 (このIDを非表示/違反報告)
niko(プロフ) - cafeさん» 短編つくるのが好きなので、また気が向いたらやるかもしれません(笑)が、一旦終了しますwありがとうございました! (2012年10月12日 23時) (レス) id: 5358597b16 (このIDを非表示/違反報告)
ちょす(プロフ) - えっ!?終わっちゃうんですか?もったいなぃ(つд;*)nikoさんの作品大好きなんでちょっと悲しいですが今までお疲れ様でしたー(*´∇`*)また次の作品も期待してまってます!! (2012年10月1日 15時) (レス) id: 23c1a2720b (このIDを非表示/違反報告)
cafe - ぎょえ〜〜!!これもう終わっちゃうんですか!?寂しいけど楽しかったです♪ありがとうございました!!^^ (2012年10月1日 10時) (レス) id: a864d1b71c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:niko | 作成日時:2012年6月2日 21時