82 リクエスト ページ41
side JN
Aが初めて話した日から数日、あの後Aが言った"ヒョン"とは誰の事だったのかという論争に発展して一晩中言い合ってた。
そして今日はAの最後の点滴の日。
おでこの傷も抜糸された。栄養失調のせいで水を溜め込み不自然に大きく膨らんでいたお腹も凹んできたから今日から栄養治療食を食べることになった。栄養治療食で口からの栄養補給に慣れたら離乳食みたいなものから始まってご飯を食べさせていくんだって。
JN「Aー？今日からご飯一緒に食べようね？」
「？」
JN「ふふ、まんまだよ。まんま」
「、まぁ、まー、まー、」
JN「そう、まんまー。」
"ヒョン"と話した日からAは言葉を発するようになった。言葉と言うよりは赤ちゃんの喃語みたいなもの。先生から教えて貰った。普通の3歳児は単語単位での会話が出来たり物を数えられるって。けど焦る必要はないとも言われた。ごくごく普通の一般家庭で一般的な教育環境にある子供がそうなのであってAは残念ながらそれには当てはまらない。こんなに早く喃語を喋るようになっただけでもすごい進歩だしAも頑張ってるんだよって。だから、焦らずAの脳の発達年齢に合わせて1歳にもならないような子と話すようにゆっくり喋りかけては口の動きを真似させたりするようにしてる。本を読んであげてお人形で一緒に遊んだり、Aに普通を教えてあげるところから始めようって。
-ガチャ-
JN「ただいまぁ〜」
「？、まぁ、〜」
JM「おかえり！A〜！またお喋りしたの？ふふ、偉いねぇ」
「おーりぃ、」
TH「おかえり〜、A！遊ぼう！」
JK「おかえりなさい。おかえりA、今日はポロロ見るって約束です！テヒョニヒョン！」
「ぽーろ、」
JM「可愛い〜♡」
まったく、マンネ達は俺には全く興味ないんだから！失礼しちゃう！←
RM「おかえりなさい。どうでした？」
JN「ただいま。今日から栄養治療食を食べさせることになったよ。最初は余り食べられなくてもいいから少しずつ口から食べることに慣れるんだって。」
JH「へぇ〜、栄養治療食って美味しいんですかね！」
YG「美味くなさそうだぞ。見てみろ、調べたらこんなのでてきた。」
JH「うげ、何このドロドロ…」
RM「けど凄い栄養価高いですね。まぁ、味は薄いでしょうね、味覚もまだ慣れてないし」
JN「一口でも食べてくれたらそれでいいよ
さ、今日は初めてのご飯だからね！記念日だよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 738人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三毛猫 - あわわ！めちゃくちゃよかったです！泣泣ほんとに最高でした...。もう感動しかないです、今後の更新も期待してます！頑張ってください！大好きです！ (2022年11月23日 15時) (
レス) @page45 id: 3258655d78 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - moreさん» 今更すぎますが、リクエストのお話とてもきゅんきゅんしました。 ゆんちゃんが塩から砂糖になるのは何年経っても慣れないものです これからも応援しています (2020年5月20日 23時) (レス) id: 1eca6bf241 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - moreさん。しばらくは更新されないのですか？リクエストさせていただいたのですが。更新ずっと待ってます。 (2019年9月30日 23時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
7teenyuiko(プロフ) - ほんとにこの作品大好きです！！！ (2019年9月30日 23時) (レス) id: ffb7c92b6f (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - リクエスト書いていただいてありがとうございます！ (2019年8月31日 22時) (レス) id: 9eb9c181da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：more | 作成日時：2019年6月6日 23時
