【工藤新一夢】もう一度あなたに 2 (ページ28)

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まったく……あの推理バカにはまいっちゃう。
「蘭ー？きいてんのかよ？オレの声忘れたなんて言うわけねーよな？」
私は毛利家で博士から以前に貰った“蝶ネクタイ型変声機”で新一くんの声をだす。

博士から電話がかかってきた時いったいなにごと？と思ったが、なんと新一くん(あのバカ)……蘭に正体バレそうになっているらしい。あのあんぽんたん！

博士からコナンくんの帰宅時間を聞いて頃合いみて電話したが間に合ったんだろうか。

「蘭？聞いてんのか？蘭？？」
『バッカねぇ。わたし、なんか勘違いしていたみたい！――――ううん。なんでもないの……』
蘭は明るくて元気な声に戻っている。どうやらうまくいったようだ。ふぅ。やれやれ。
あまりたくさん話すとまた蘭が、勘(・)違(・)い(・)してしまうといけないため電話を切ろうとしたが――

『それより、きいてよ。新一！Aったらねー――――』
それから蘭は最近起きた私の失敗談やドジった話……
「へぇあ！？」
やばっ。変な声でた……

『なによ？新一聞いてるの？いつもウキウキして聞いてるのに……それからね――――』

いつもって、新一くん、蘭に電話してるとそんな話してるの！？！？やめてー！顔から火が出そうになりながら蘭の話を聞く。

蘭のバカバカバカ！でも新一くんはもーっとバカー！

差し替え完了です。次回は新作アップ予定。
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地震は大丈夫でしょうか。被災された方にはお見舞い申し上げます。