地上最強 31 ページ33
〜Side 総悟〜
in公園のベンチ
「はぁ。」
結局ずっと、Aとは会えずじまい。
何でって思うけど、俺が会いに行くのを怖がったって話だけでィ。
謝るだけだ。
ただそれだけのはずなのに。
居場所だって分かるのに。
気がつくと雨が降っていた。
あ、傘持ってねェや。
今日天気予報でやってたじゃねェかよ。
濡れて帰るか。
そう思っていた時だった。
「総悟。」
傘をさしたAがいた。
俺を見下ろすAは、いつもとは違う雰囲気がして。
少しだけ不安になった。
「風邪、引くわよ。早く戻ろ。」
Aの意外な行動に唖然とする。
「あァ。」
俺は頷いた。
そして、Aの指している傘を俺が持って相合傘に。
懐かしいなァ、なんて。
*
屯所に戻ると、久しぶりに2人で部屋に行った。
道中すれ違う隊員達は、久しぶりに見るAの姿に驚いていたみたいだった。
「テメェ、今までどこにいやがった。」
「万事屋。ねぇ、怒ってる?」
怒ってるかよ、ヴァーカ。
今じゃ俺だって悪いと思ってる。
「それはどうかねェ。ただ、あの日起きたことだけは、お前の口から聞きたい。」
「お兄ちゃんから、聞いたのね。」
その後はAの口から全てを聞いた。
あの男どもは俺が・・・・ではなく、隊員にした。
もちろん全員3回ずつ殴ったが、このまま牢獄へ行くのと、真選組に入隊して罪を改めるかを選ばせてやったんでィ。
剣の筋も十分と良かったしな。
「ごめんなさい。全部、あの時言えなかった。」
「お前にはお前の訳があったんだろィ。しかも、俺の為だとかなんだとか。」
「聞いてたの!?」
「大丈夫でィ。俺はそんなぐらいで手放しゃしねェよ。その代わり・・・・・、」
俺は引いてあった布団にAを押し倒した。
今日はもうこの先まで、やってしまいたい。
それがほとんどだった。
荒々しく、キスをした。
「んっ・・・・・ふぁ・・・・・ぁっ・・・・・・、」
吐息にも反応してしまう俺な充分な欲求不満だろう、ということを語る。
唇を離すと、互いの息は荒かった。
次はAの着物の襟を緩め、そして脱がせようとした。
しかしそれは、
「それはダメ。」
Aによって止められた。
何でィ、久しぶりだから良いだろィ。
けちー。
「何ででィ。久しぶりだから良いだろィ。」
俺が言っても聞いてないっぽいが。
Aは立ち上がり、そして着物の襟を整えてから口を開いた。
「だって私、赤ちゃんデキたもん。」
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柊ミツバ(プロフ) - 黒狐さん» 閲覧ありがとうございます!テスト明けに更新しますよー! (2018年6月25日 23時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐 - めっちゃ面白いです!更新、頑張ってください! (2018年6月25日 17時) (レス) id: ceb7e35640 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - sakuraayaneさん» 面白いなんて・・・ありがとうございます!!これからもよろしくお願いいたします! (2018年6月4日 23時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
sakuraayane(プロフ) - いつも面白いお話をありがとうございます!早く次話を見たいです!いつもご苦労様です! (2018年6月4日 18時) (レス) id: 101c82a739 (このIDを非表示/違反報告)
柊ミツバ(プロフ) - みさっとさん» 閲覧ありがとうございます!リクエストがあれば何なりと! (2018年5月2日 23時) (レス) id: dc80ccd4d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ミツバ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mitsuba0708/
作成日時:2018年4月16日 20時