沖田くん、俺の妹を貰ってくれない？((

貰ってくれ 06 ページ8

〜Side 神楽〜

むさ苦しいところからの帰り道。
辺りはもう夕焼けに染まってるネ。

「銀さん、良いんですか？銀さんにとってAさんは大事な妹じゃないですか。」

確かにそうアル。
あの年中無休のシスコンがA姉無しで生きてけるとは思わないヨ。
もちろん私もナ。

「そうだけどよ。アイツ・・・・・Aにとっちゃぁ、それが一番良いと思うんだよ。考えてみろ。いつもアイツは自分の事は一番後にして、俺たちの事を優先してやがる。自分の時間すら取れてねェ。」

そうだ。
A姉は自分の時間が取れてないアル。
ほとんど、私達の面倒を見てることの方が多いネ。

「それに加えて考えてみろ。Aは知らんが、沖田くんはAに惚れちゃってるみたいだしさぁ。」

「どこから出てきたアルか、ソレ。」

「お前ら気付かなかった？俺が''貰ってくれ''って言った時、沖田くんの頬ピンクだったんだよ！！」

私のA姉が！！
あのサドに取られるアル！！
今すぐ奪還しに行くヨ！！

「ちょっとあのサドを捻り潰してくるアル！！先帰ってて！！」

「神楽ちゃん、落ち着いて！？」

「A姉に免じて許してやるヨ。」

「どこが免じてんの！？ねぇ、どこがァァ！？」

メガネはほっとくのが一番ネ。
にしても、本当にA姉は結婚しちゃうアルか？

「何はともあれ、俺はAが承諾してくれて良かったって思うさ。俺達が突然居なくなったら、どうやって生きてくってんだ。そんな時、一人でも支えてくれる亭主ってのがいてほしいだろーがよ。」

「そうですね。僕らがいない時、Aさん家事全てをこなしてますからね。まぁ、炊事は置いておきましょう。」

「いやー、それは兎に角な。レシピ見ないで作るからな、アイツは。」

「レシピ見たときと見てない時との差が歴然ヨ。」

レシピ見た時=豪華。
レシピ見てない時=姉御くらいのダークマター。
あれは食べれるもんじゃないネ。

パピーも神威も絶対に吐き出すアルな。

「それにさ、あの二人の子供は絶対に美形だと思うよ。」←

「「どんだけ先の話してんだァァァ！！！！」」←

気分はおじいちゃんアル。

「次、Aが帰って来るのは籍を入れる報告だとか、デキた報告だとか・・・・そう言うのが良いな。」

「そうですね。」

「子供が出来たらサドには触らせないアル。性格がクソになったら困るもん。」

そりゃそうだ、と言った銀ちゃん。
あの二人、結構良いコンビなのかもナ。

でも取り敢えず、A姉がもう一人欲しいアル。

貰ってやる 07→←貰われます 05

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

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