沖田くん、俺の妹を貰ってくれない？((

貰ってやる 25 ページ28

〜Side 総悟〜

同刻。
深夜2時。

やっとの事で斬り込みで帰ってきた。
だが俺たちは気付く。
普通なら走ってでも迎えに来るはずのAがいねェ。

1人で探せる場所はすべて探した。
でもいねェ。

「近藤さん！！Aがいないでさァ！！」

「Aちゃんが！？どこにもか！？」

「探しやした。アイツの部屋にもいやせん！！」

「万事屋にもか？」

土方が言った。
確かに、その可能性もある。
急いで電話をかけに行った。

『ふぁーあ、もしもし〜。』

「旦那！！大変でさァ！Aがいやせん！！どこにも！！」

『は？コッチにも来てねェぞ？まさかとは思うが・・・誘拐されたか？』

そんな事、絶対に無いと思いてェ。
誘拐されたと思わなかったのは、その現実を受け止めたくなかったからだ。

「何言ってるんですかィ！？あいつが誘拐されるわけ、」

『でもAは勝手に出て行くやつじゃねーよ？俺たちが居ない間、どっか行く時は書き置きしてから行くよ。』

確かにAはどこかに行くときは必ず、俺たちに言うか、書き置きしてから出掛けていた。
それが急用であろうと何だろうと。

「確かにそうでさァ。そう言えば、アイツの部屋の壁に銃弾が貫通してたんでさァ。」

『関係してるんかねェ。こっちでも探してみるさ。じゃあな。』

一方的に電話を切られた。
確かにこれは完璧な誘拐だ。

「土方さん、誘拐でさァ。じゃなきゃ壁に銃弾が貫通してるわけがねェ。」

「そうだと思ったさ。高杉が関係してるのか？」

「分かりやせん。でも何で高杉なんですかィ？」

言うと呆れられた。
あり？

「お前話聞いてなかったのか。最近、高杉率いる鬼兵隊が江戸に出入りしてるって情報だ。」

「マジですかィ！？」

「あァ。もう夜も遅い。明日やろう。高杉が犯人だった場合、斬り込むための体力がないと意味がない。だから今日は寝とけ。」

土方の言うことが正論で、俺は頷くことしか出来なかった。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

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西 - この方角に福があるはずです

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