影山飛雄?誰ですか。 ページ6
『烏野高校と練習試合ですか?』
部活の後片付けをしていると及川に呼ばれ、話を聞いていると、烏野高校と練習試合をする事になったそうだ。
「そそ、影山飛雄をセッターとしてフルでだすこと、っていう条件付きでね。」
『……影山ですか。』
ポツリ、そう呟くと及川が不思議そうに首をかしげた。
「Aちゃん、知ってんの?」
『彼くらいの才能持った人なら名前くらい耳に入りますもの。』
「あー、そうだよね。飛雄ちゃん、天才だもんね。」
『おまけに、努力家ですもん。本当に嫌味ったらしいったらありゃしません。』
天才にも凡人にも等しく雨は降る。
けれど、世の中、天才にはありまある実力と虚無が存在している。
能力の使い方によって天才は孤立するし、輝くこともできる。
影山の性格は中学時代どうだったかなんてなんとなく予想はつく。彼は能力の使い方を間違えて孤立した。
『王様、か。』
自業自得、だ。
「Aちゃん?」
『はい、何ですか?』
「飛雄と昔なんかあったの?無関係じゃ無さそうなんだけど?」
私は首を左右に振り、言葉を紡いだ。
『ふふ、全然無関係ですよ。』
「ふーん…。あ、そうだ。その日ちょうど病院に行かなきゃなんだよねー。途中から部活に参加するんだ。それまでに決着、着かないといいんだけど。」
『大丈夫ですよ、たぶん。』
長引いてもらわないと困るな。及川が居なくなったチームがどれほどの実力を出せるか、それも見てみたい。
トトトトトイレ?謎々ですか。→←ポジション?そんなの忘れました。
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:匿名 | 作成日時:2015年2月20日 14時