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倉庫室の中には、ボールやカラーコーン、得点板、マットなどが置いてある。
電気をつけていないため中は薄暗く、天井近くにある小さい窓から明かりが少しさしている程度。
「ああっ、侑くん入ってこないように鍵しめなきゃ……うわあああああもうおるし！！！！！」
後ろを振り返ると、すでに侑くんがドアのところに立っていた。
「逃げるなんて酷いやないかAちゃん？」
えええ、めっちゃ笑顔なのにめっちゃ怖いんやけど！！！あたしってあんな顔できたんか？！
ドアを閉められ、完全に逃げ場を失う。
「は、はは…、一応、まだ喧嘩中ですから、」
少しでも距離を取ろうと思い後ろにある積み重なっているマットの上に乗り、壁まで後退する。
「Aちゃん、今日は残らないんやなかったん」
侑くんは距離をジリジリと詰め、マットの上に乗ってくる。あたしの後ろは壁。完全に逃げ場がなくなってしまった。
「あああえっと、気がかわりまして…」
あかん、あかんよ侑くん。マットに乗ってしまったあたしが悪いけど、密室で男女がマットの上はあかん。
場の雰囲気にふさわしくないことを考えているうちに侑くんはあっという間にあたしの目の前に。
近い、近いです侑くん。
なんで見た目はあたしの身体なのに、こんなにもあたしは緊張しなきゃいけないんだ。
「なんであそこにおったん」
「え、ええと、きょ、今日は勉強してく気分じゃなくて、なんとなく〜みたいな」
「勉強せんなら帰ればええやろ」
「あ、ああそれは〜、えっと〜、」
入れ替わった時のために残った。むしろそれよりも侑くんの練習姿が見たくて残ったというのが本音。
「目めっちゃ泳いでんで」
ああああああ
「い、いや、ほらでも、あたしが"たまたま"残ってたおかげで今すぐ元に戻れるんやで？練習の途中やったんやろ？よし、戻ろう、すぐ戻ろう！」
「ちょ、」
侑くんの頭を両手で抑え、無理矢理キスをする。
あたしだって最近侑くんに胸ぐら掴まれながらしとるし、こんくらいの強引許されるやろ。
元に戻り、よし逃げようと思ったが、甘かった。
「逃がさへんで？」
「うおああ離してええ」
戻った後、侑くんはあたしの頭から手を離さず、あたしが逃げないようにがっちり抑える。
あたしのばか！戻った後のこと考えてなかった！頭抑えてキスしたら戻ったあと今度はあたしが抑えられてることになるやん！！
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もらん(プロフ) - フラッペさん» フラッペさんコメントありがとうございます！無事完結することができました(^^)番外編も更新していくので楽しんで読んで頂ければ幸いです！ (2019年4月26日 18時) (
レス) id: 0943797c71 (このIDを非表示/違反報告)
フラッペ(プロフ) - この作品大好きです！ついにくっつきましたね！更新楽しみに待ってます、頑張ってください(*^▽^*) (2019年4月26日 7時) (レス) id: 4a1f1e586b (このIDを非表示/違反報告)
もらん(プロフ) - Mmaaさん» Mmaaさんご指摘ありがとうございます！まったく気づいてませんでした(＞人＜;)急いで直しましたε-(´∀｀; ) (2019年4月25日 18時) (レス) id: 0943797c71 (このIDを非表示/違反報告)
Mmaa(プロフ) - コメント失礼します。あたしはバレーには詳しくないけど〜のところが侑くんが頭君になってます(Ａ;´･ω･)ｱｾｱｾ間違えてしたらすみません (2019年4月25日 17時) (レス) id: a6ddfb3781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もらん | 作成日時：2019年4月25日 1時
