こんこん12 ページ12
＊＊＊
ピピーッ！！
「今日の練習おわりーー！！」
「「おーーすー！！」」
本日の練習終了。
試合の得点、モップがけ、ドリンク…いろいろな仕事をしつつ、サーブ練習、試合、スパイク練習などの色々な練習を見学させてもらった。
途中侑くんに「お前！！視線がうざいねん！！！そんな餌待ちの犬みたいに見てんな！！」って理不尽な叱りを受けたけど。
自分ではわからないがどうやら見学している時のあたしは、尻尾を振って餌を待つ犬のように見えるらしい。失礼なやつ！
だって仕方ないじゃないか。
本当にすごかったんだもの。スパイク、レシーブ、ブロック、すべてのレベルが桁違いだ。
特に侑くんのトスが綺麗すぎて感動した。
こんなのを見てしまったらあたしもバレーをしたくなっちゃって仕方がない。
「北さーーん」
ほかの部員の人に混じりながら後片付けをしているの、ふと侑くんの声が聞こえてくる。
「俺今日もジャンフロの練習してきたいんすけどー」
ほ？！居残り練？！！！
「…オーバーワークはほどほどにせいよ」
「わかってますってー」
そういって北さんは体育館の鍵らしきものを侑くんに渡した。
「ああああ！あの！あたしも少しバレーやっていってもいいですか？！！」
やりたいやりたいボールに触りたい！！！あわよくばジャンフロ取りたい！！！
「あんなあ、お前図々しいにも程があるで」
「邪魔はしないから！！お願い！！」
両手を合わせて侑くんの目をじーーっと見つめる。
「っ、だからその犬みたいな目やめい！！」
「お願い侑くん！」
「わ、わかったから、、」
侑くんはあたしから目を逸らして部員たちの元へ歩いていった。
部員のもとへ行った侑くんは周りに何か言われたのか「だまれ！！」って怒っている。どうしたんだろ？なんか心なしか顔も赤いような。
まあいいか。
「葉月」
「ひょえ！？え、？なんで名前知ってるんですか北さん！」
そういやあたし体育館きてから自己紹介してなかったような。
「手提げに葉月Aって名札ぶら下がってたから」
あ、なるほど。
「侑の練習に付き合うのはええけど、あんま遅くならんうちに帰るんやで」
「あ、はい了解であります！」
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藍(プロフ) - すっごい面白いです！！！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 4b688eaeb2 (このIDを非表示/違反報告)
桜空 - え、ちょー面白いですけど！？あなたは神ですか！？最高です！更新頑張ってください！！！ (2019年3月15日 0時) (レス) id: fcb91909ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もらん | 作成日時：2019年3月14日 23時
