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そしてなぜか今、あたしは治くんと教室まで一緒に歩いている。
「なんで、治くんあたしの名前知ってたん？」
話すのは今日が初めてなんだが。
「あ〜ツムからよく名前は聞いとっからな〜」
「…そうなんか、」
侑があたしの話を…。それは果たしていい話だろうかと少し不安になる。
「昨日も、いちごオレやっけ？ツムの顔面投げつけたったんやろ？いやあデコ真っ赤にしたツム傑作やったわ〜」
「う…、まあ、…うん」
なんだか恥ずかしくなり、床へと視線を落とす。
「あの後、ツム反省しとったで？泣かせてもうたって」
「えっ」
驚いて床から治くんへと視線を移す。
治くんは構わず話し続ける。
「あいつは良くも悪くも正直もんやから、腹立つことも多いやろうけど、Aさんはこれからもツムと仲良うしてあげて」
「…いや、あたしはもう、…」
侑に嫌われてるから…
ストローをぎゅっ握って下を俯く。
「…Aさん、ツムのこと好きやろ？」
「…はァ？！！」
「ちゃうん？」
「え、は、えっ、いや、あたしは…」
突然の質問に動揺が隠さない。こんなに動揺してはもう好きと言っているようなもんじゃないか。
「な、何を急に言うんや治くん。あ、あたしはそんな、べつに、侑のことなんかッ、」
「そんな目泳がせながら顔真っ赤にして言われてもまったく説得力ないで？」
「ううううあああ」
顔を両手で覆って隠す。
やだやだバレてしまった。まだ本人にも伝えてないのに！
「フッ、まあツムには言わんから安心してええで。あ、噂をすれば…」
「えっ」
両手を顔から離し、治くんの視線の先へ顔を向ける。
「ゴルァアアサム！！！！！！」
ヒエッ
視線の先にはものすごい形相でこちらに向かってくる侑の姿が。
「おー、おっかな。嫌やわ〜これだから余裕のない男は。それじゃあなAさん〜」
「えっ、ちょっ、」
「あ、待てサム！おい！！！」
待って待ってこの状態で置いてかないで！！！！カムバック治くん！！！！
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Mutk(プロフ) - 語彙力皆無でもう何も伝えられないのですが、この作品に出会えて良かったです。宮侑がこんな恋愛をしていたら、って考えるととっても幸せになれました。ほんとに、ありがとうございます。 (2021年8月12日 9時) (
レス) id: 55e19ab55c (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - バカからのリクエストなんですが、夢主ちゃんとあつむの将来とか書いてほしいです！ここからのリクエストって良いんですかね、、、 (2020年6月9日 15時) (レス) id: 5c5bcab0c3 (このIDを非表示/違反報告)
ドク(プロフ) - なんでひとり一票しか入れられないんだろ…星連打したい…！！この作品を作ってくれてありがとうございます！！ (2020年2月22日 14時) (レス) id: f0778d3186 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめらー - 完結おめでとうございます！侑とのイチャイチャ楽しみに待ってます！更新頑張ってください (2019年10月18日 21時) (レス) id: de3c7d3997 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめらー - 間違えましたスイマセン (2019年10月18日 21時) (レス) id: de3c7d3997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もらん | 作成日時：2019年9月16日 16時
