発端�� ページ10
〜Aside〜
あれから数時間たっただろうか、だいぶぐっすり眠ってしまったようだ
体はすっかり軽くなった
いや、以前よりずっと気分がいい
私は一人暮らししていて門限とか、ましてや私を心配してくれる人とか全くないから
なにも不安要素とかないのだけれど
むしろ、ここにずっと居たいほどの心地良さ
……………
なんて静かなところだろう
こんなにも落ち着いて呼吸をしたのはいつぶりだろう
夢でも見てるのかなと何度も思うけれど、痛みとかしっかり感じるからなぁ
窓の外を見て、きゅっとシーツを握りしめる
ゴクウブラック｢ようやくここに慣れる体になったようだな｣
『はい、本当にありがとうございました』
そう言ってゴクウブラック様の方に振り向く
ゴクウブラック｢…？貴様、どうした｣
『どうした……と申しますと？』
ゴクウブラック｢涙が出ている｣
全く気づかなかった
慌てて拭ってみる、どうやら本当に泣いていたらしい
『……なんで……』
ゴクウブラック｢……｣
どう整理してみたって理由がわからない
どうしちゃったんだろう私
あたふたしていると
ｻｯ……
『…？』
ゴクウブラック様が私が横たわるベッドに腰かけ、私の頬にそっと手を当てる
ゴクウブラック｢何も考えなくていい、涙を流したところで誰も貴様を責めたりしない、実に美しい涙を流すものだ貴様という人間は｣
……頭で理解できなくとも心にくるゴクウブラック様のとても温かみのある言葉
……何かの光景と重なる……
しばらくしていると突然
『ザ……マス………』
私はそう言った、確かにそう言った
ゴクウブラック｢……！？……｣
『あれ…私………』
ゴクウブラック｢A………？｣
ゴクウブラック様は初めて私の名前を呼んで下さった
まるでなにかを丸裸にしたかのような表情をして
それと同時に、私の中で必死に思い出そうとしてるものが徐々に薄れていく感覚があった
『……ゴクウブラック様、私、何を……』
ゴクウブラック｢……なぜ、私の真の名を｣
『真の、名……？』
ゴクウブラック｢…いや、なんでもない、……それより約束していた庭園を歩かないか｣
そう言ってはぐらかすゴクウブラック様
…私、何か困らせるようなこと言ったかのな
『えぇ…是非お願い致します』
そっと、ベッドからおりた
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モレア(プロフ) - ネルさん» 初夢小説とのことで、嬉しいコメントを頂き、ありがとうございます…！二部作の構成を悩みに悩んで考えてるとこなので気長にお待ちいただければと存じます笑 (2021年11月6日 13時) (
レス) @page49 id: a2c3a5c958 (このIDを非表示/違反報告)
ネル - 初めてドラゴンボール夢小説を見たのですが、この作品はとても面白かったです。2部作の更新待ってます！小説の更新頑張ってください！ (2021年11月3日 7時) (レス) @page50 id: e84c6ceac4 (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - 更新お疲れ様です！ほんとに面白いです！ありがとうございます！これからも楽しみにしてますので頑張ってください！ (2021年9月3日 15時) (レス) id: ef594d8a40 (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - モレアさん» ほんとですか！もう時間とか関係ないです！この作品、自分は大好きなので待ちます！頑張ってください！ (2021年9月2日 8時) (レス) id: ef594d8a40 (このIDを非表示/違反報告)
モレア(プロフ) - 千尋さん» コメントありがとうございます！本当に久々に通知が来てすっ飛んできました笑何度もアニメを見返して作っていく予定なので時間はかかれど、気長にお待ちいただければと存じます(焦) (2021年9月1日 16時) (レス) id: a2c3a5c958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モレア | 作成日時：2019年8月17日 2時
