運命 ページ40
それは一瞬の出来事だった
大きな爆発音とともに何かが焼ける匂い
人々の悲鳴や叫び
目を……開けられない
途端に震えが止まらなくなった
この先に私の知らない私がいる
誰かが殺されて、私、私は…？
パニック寸前だった
でもそれと同時にパッと胸に抱き寄せるゴクウブラック様。
そうやって、私を落ち着かせようと
ゴクウブラック｢…無理をするな｣
ゴクウブラック様の声しか聞こえないように外の情報を除外してくれる
それで頭の中が冷静になる、なんのためにゴクウブラック様が嫌がることをここまでしてくれたのか、私の意思で、ここに来たのだと。
『いえ、……お手数おかけしました。大丈夫です』
ゴクウブラック｢……Aの身体に大きな変化があったらすぐに立ち去るからな｣
そう言い残し、徐々に元の空気感を戻してきた
そしてゆっくりと、私は目を開いた
すると
少女が走っている
誰かに手を引かれながら。
その後を早足で追う、黒い姿の者
ゴクウブラック様だ。
傷だらけだった、膝も頬も血が流れている
あんな小さなからだで、泣いてる様子もなく
全力で走っている
少女の手を取って走ってるもう1人は
金髪のおさげ髪
なんて若さだろう。姉妹…？
ゴクウブラック｢母親だ｣
『えっ………』
私の心情をまた読みとったのか、簡潔に突きつけられたその言葉。
嘘でしょう、だってまだ未成年くらいじゃない…
途中、様子を見てたら少女の母親が倒れた
少女｢ママ、大丈夫!?｣
母親｢…ｯ!!｣
どうやら足元を怪我したらしい
少女｢立てそう…？｣
母親｢………っ……A……｣
私の名を……今確かに呼んだその人。
じゃああれが私で、……母なの？
過去のゴクウブラック｢フフ………ついにおしまいかな。｣
過去のA｢!!……やめて!!｣
過去のゴクウブラック｢お遊びをしている暇はないのだよ、お嬢さん。｣
過去のA｢ママを殺さないで、殺すなら私を殺して!!｣
母親｢いけないA…!!｣
震えながらも涙ひとつ流さない幼い私
過去のゴクウブラック｢ほう……不思議なお嬢さんだ、その年頃で私を目の前にしてその発言とな。｣
母親｢逃げなさい!!A!!ママの言うことをききなさい!!!｣
過去のA｢ママが苦しむこんな世界、いらない！！｣
すると過去のゴクウブラック様は驚いた顔をしては、ふと笑みを浮かべ
過去のゴクウブラック｢その言葉、気に入った。｣
その瞬間、過去のゴクウブラック様は手を振りかざして一瞬にして幼い私をどこかへ消した
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モレア(プロフ) - ネルさん» 初夢小説とのことで、嬉しいコメントを頂き、ありがとうございます…！二部作の構成を悩みに悩んで考えてるとこなので気長にお待ちいただければと存じます笑 (2021年11月6日 13時) (
レス) @page49 id: a2c3a5c958 (このIDを非表示/違反報告)
ネル - 初めてドラゴンボール夢小説を見たのですが、この作品はとても面白かったです。2部作の更新待ってます！小説の更新頑張ってください！ (2021年11月3日 7時) (レス) @page50 id: e84c6ceac4 (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - 更新お疲れ様です！ほんとに面白いです！ありがとうございます！これからも楽しみにしてますので頑張ってください！ (2021年9月3日 15時) (レス) id: ef594d8a40 (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - モレアさん» ほんとですか！もう時間とか関係ないです！この作品、自分は大好きなので待ちます！頑張ってください！ (2021年9月2日 8時) (レス) id: ef594d8a40 (このIDを非表示/違反報告)
モレア(プロフ) - 千尋さん» コメントありがとうございます！本当に久々に通知が来てすっ飛んできました笑何度もアニメを見返して作っていく予定なので時間はかかれど、気長にお待ちいただければと存じます(焦) (2021年9月1日 16時) (レス) id: a2c3a5c958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モレア | 作成日時：2019年8月17日 2時
