花苑 ページ13
『……まぁ……』
それは、私が想像していた庭園とは大きく異なっていた
バラって色が1色だけではないんだなと、とてもカラフルな世界が広がっていた
花ってこんなにも強く香りを放つものなのかと
バラは苺園みたいに綺麗に列にならんでいるかと思いきや、それぞれが複雑に絡まって束となっている
それによく見ると…トゲ？
花の見た目とは裏腹に所々トゲが見える
花よりも私は先にそこに目がいってしまった
『何だかとても、痛そう』
ゴクウブラック｢見た目はな…だがバラというのはな、こんな見た目をしているにも関わらず面白く、美しい花なのである。花言葉が花の色によってわかれているのだ｣
『花言葉…？』
ゴクウブラック｢花には全てに花言葉というものがつけられている。これは人間によってつけられたものにはなるのだが私は嫌いではない。｣
人間嫌いが人間の名づけたものを好む……か
矛盾がありながらも不思議な神様だなとつくづく思う
ゴクウブラック様に理由をお伺いしようかと思うものの、とてもそんなことを聞けるような顔つきではない
『ゴクウブラック様は何の花の、どんな言葉がお好きなのですか？』
ゴクウブラック｢………｣
急に黙り込む
そんなに難しい質問を投げかけてしまっただろうか
ゴクウブラック｢それを見つけている最中なのだ｣
バラではなかった
庭園として残しているほどなのに、てっきり秒でその答えが来るものかと
『……もしこんな私でもよろしければ…ゴクウブラック様と一緒に見つけていきたいです』
ゴクウブラック｢……勝手にするがいい｣
そう言って私に背を向ける
……ゴクウブラック様ってそうする時、よく見たら
ちらっと耳が見えるけれどいつも赤い
照れると背中を向ける癖があるようで
人間みたいな一面もあるんだなぁ
『ﾌﾌ…』
ゴクウブラック｢何がおかしい｣
『いえ、失礼致しました。美しい庭園をこの目で見ることが出来てよかったです。お陰様ですっかり気分が良くなりました』
ゴクウブラック｢なにを誤魔化している、私には心が読めるのだぞ、それを忘れるでない｣
『はっ……申し訳ございません。ご無礼をお許しください』
ゴクウブラック｢…そうや…て焦って…ろも悪…ない、…帰ろう｣
えっ？
途中風が一瞬強く吹いて、ゴクウブラック様の言ってることがよく聞こえなかった
帰ろうとしか聞こえなかった
『……？はい。』
まぁ神様に対して聞き直すとかあまり癪に障るようなことしたくないし、素直に帰ることにした
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モレア(プロフ) - ネルさん» 初夢小説とのことで、嬉しいコメントを頂き、ありがとうございます…！二部作の構成を悩みに悩んで考えてるとこなので気長にお待ちいただければと存じます笑 (2021年11月6日 13時) (
レス) @page49 id: a2c3a5c958 (このIDを非表示/違反報告)
ネル - 初めてドラゴンボール夢小説を見たのですが、この作品はとても面白かったです。2部作の更新待ってます！小説の更新頑張ってください！ (2021年11月3日 7時) (レス) @page50 id: e84c6ceac4 (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - 更新お疲れ様です！ほんとに面白いです！ありがとうございます！これからも楽しみにしてますので頑張ってください！ (2021年9月3日 15時) (レス) id: ef594d8a40 (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - モレアさん» ほんとですか！もう時間とか関係ないです！この作品、自分は大好きなので待ちます！頑張ってください！ (2021年9月2日 8時) (レス) id: ef594d8a40 (このIDを非表示/違反報告)
モレア(プロフ) - 千尋さん» コメントありがとうございます！本当に久々に通知が来てすっ飛んできました笑何度もアニメを見返して作っていく予定なので時間はかかれど、気長にお待ちいただければと存じます(焦) (2021年9月1日 16時) (レス) id: a2c3a5c958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モレア | 作成日時：2019年8月17日 2時
