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『…と言うことで。元凶!!何か言うことは!!』
あの後、みどりくんも戻ってきて、私からのらだくんに対する説教が始まった。
rd「元に戻す前に能力切っちゃってごめんなさい…。」
『うんうん。それで?』
rd「えっ?」
そう言って、困惑しているらだくん。
いや、まだ言うことありますよね?
多分私は今相当怒ってるんだろうな。
rd「えっと…助けてくれて、ありがとうございます…?」
『うむ!次は気を付けてください。』
rd「…はい…。」
そう言って、落ち込んでるらだくん。
『でもマジックは面白かったよ…!!』
そう、耳元で言うと、嬉しそうに顔を上げている。
ほんとに一年生からずっと変わらず子犬か…。
少なくとも、背も、身体付きも、声も成長して変わったはずなのに、これは変わらないとは…。
流石に私も驚きを隠せないよね。
md「らだお!これでも喰らえ!」
rd「喰らわねーよ!ばーか!!」
そう言ってみどりくんの水手砲から出た水を回収してる。
kyo「うるせぇ、お前は濡れろ。」
そう言って、きょーさんとコンちゃんとレウさんがらだくんに水をかけまくってる。
rd「うわ!ちょっ…!お前ら…!やめろって…!w」
それをされてるらだくんは、嫌そうじゃなくて、単純に楽しんでるのが表情からも伺える。
いいなぁ…。みんなは楽しめて。
らだくんたちが成長したのと同様、私も成長しちゃった。
だから男の子の中に女の子一人ってなんか怖く感じる…。
成長して、身体付きがそれっぽくなってきた瞬間にもしかしたらそういう目で見られてるんじゃないかとか変に意識しちゃうようになって…。
物思いがついた時には、そう思うようになっちゃってた。
だからなんだろうね。
水遊びで濡れたくないのは。
濡れたら、服が身体にべっとりくっついて体のラインがはっきり見えちゃうじゃん…。
それが嫌なんだよなぁ…。
これが本音。
もちろんみんなのこと、信じて無いわけじゃない。
でも前世のこともあってやっぱり少し怖くなっちゃう。
今でも、あの不良の顔が頭に過ぎる。
きっとあの時と状況が似てきたからなんだろうな。
やっぱり成長も、老いも、怖いものに変わりはない。
もちろんその先に待ち構えている、死だって。
そう思っていたら、
rd「ね!Aもこっちで一緒に遊ぼ!」
と言って、目の前にさっきまで水を掛けられてたこともあって、びしょ濡れになってるらだくんが、私に手を差し出していた。
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リア充暗殺隊隊長のミドロ - らだーお…月が綺麗ですねで耳真っ赤とか初心だねぇ…そうだね、昔は男の子も女の子も大差なかったのに歳を重ねていくと心身ともに成長してって青春になるんだなぁ…(?)更新頑張ってくだせぇ…_(:3」∠)_ (3月25日 1時) (レス) id: c6ae5f89f4 (このIDを非表示/違反報告)
楓生(プロフ) - 楓生さんFC会長のミドロさん» ほんとにありがとうございます!!更新頑張ります!! (1月27日 8時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
楓生(プロフ) - 楓生さんFC会長のミドロさん» めちゃくそお久しぶりです!!最近少しモチベ落ちてましたがやる気出てきました!!めっちゃ書いて更新したるでぇ!! (1月27日 8時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
楓生さんFC会長のミドロ - 更新頑張ってください…!僕、心から応援しています! (1月26日 0時) (レス) id: c6ae5f89f4 (このIDを非表示/違反報告)
楓生さんFC会長のミドロ - らだおったら、レディに羽織をかけてあげるなんて優しいじゃん…。夢主ちゃん…そんな闇深いことを思っていたのね…俺まで心が「きゅっ」ってなるよ…。やっぱ楓生さんの小説は次の展開が読めなくていいんですよね、だから夢中になってどんどん読んじゃいます(笑) (1月26日 0時) (レス) @page17 id: c6ae5f89f4 (このIDを非表示/違反報告)
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