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rd「…月が、綺麗ですね…。」

そう言って、顔を逸らした。

…私が心配しなくても、彼だけは私の元を離れないでいてくれる。全ては、彼の赤くなってる耳が物語っている。こんなこと言って…耳まで真っ赤にできるんだ…。

そんな彼を見て私は誤解してたんだなと改めて思った。

彼は私のことが嫌いになって、愛の言葉を囁かなかったんじゃない。私と同じで、愛の言葉を囁くのが恥ずかしくなったんだ。この気持ちの変化は、私だけじゃなかったんだ。それだったら、他のみんなも、もしかしたら同じなのかな…?いや、コンちゃんは通常運転か…。

でも…そっかぁ…。

きっと今の私は、幸せを享受しているようなそんな表情をしてるんだろうな。だって嬉しいし、今幸せだもん。おかげでさっきまで考えてた色々が一気に飛んでいって、また真っ白に戻った、そう感じるほど、清々しい気持ちになった。

だからかな?少しだけ、勇気を出してみることにしたのは。

勇気を出して、彼の頬にキスをしてみた。

rd「…へ…?」

『…ありがと。』

その後に、曲がった愛の言葉に対してお礼を言う。

四年前までやろうと思えばできたキスなのに、今になってはやろうと思ってもできないし、かなり勇気を出さないとできない。だから頻度は落ちちゃうだろうけど、私なりに愛は伝えるよ…。

だから、

『まだ私のこと、好きでいてね…?』

rd「当たり前じゃん…。誰に言ってんのさ…。」

そう言って、まだ顔を逸らしている。

でも、さりげなく私の手の上に手を乗せている。

気付いたら、らだくんとの身長差が大きくなって、手の大きさもわかりやすいぐらいらだくんのほうが大きくなってた。昔は全部同じぐらいだったのにね。私たちも成長して、私は女性らしくなってるし、らだくんは男性らしくなってる。もちろん当たり前のことではあるけど、やっぱり昔と比べると何故か異質に感じてしまう。

でもきっとらだくんはもっと大きくなるよ。身長も手も。

その時がきたら、私を包み込んでね…。

そう思って、らだくんを見ていたら、

rd「…そ、そろそろ中に入ろ?これ以上身体冷えちゃあれだし、Aは少しでも寝よう。」

そう言って、立ち上がろうとしている。

『うん…。なんかスッキリしたからちゃんと寝れそう。』

そう言って、二人で立ち上がって、別荘の方に向かって歩いた。あともう少しで堕ちそうだったところを救ってくれた。

『今はただ…』


『…キミに感謝を…。』

歩きながらそう呟いた。

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リア充暗殺隊隊長のミドロ - らだーお…月が綺麗ですねで耳真っ赤とか初心だねぇ…そうだね、昔は男の子も女の子も大差なかったのに歳を重ねていくと心身ともに成長してって青春になるんだなぁ…(?)更新頑張ってくだせぇ…_(:3」∠)_ (3月25日 1時) (レス) id: c6ae5f89f4 (このIDを非表示/違反報告)
楓生(プロフ) - 楓生さんFC会長のミドロさん» ほんとにありがとうございます!!更新頑張ります!! (1月27日 8時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
楓生(プロフ) - 楓生さんFC会長のミドロさん» めちゃくそお久しぶりです!!最近少しモチベ落ちてましたがやる気出てきました!!めっちゃ書いて更新したるでぇ!! (1月27日 8時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
楓生さんFC会長のミドロ - 更新頑張ってください…!僕、心から応援しています! (1月26日 0時) (レス) id: c6ae5f89f4 (このIDを非表示/違反報告)
楓生さんFC会長のミドロ - らだおったら、レディに羽織をかけてあげるなんて優しいじゃん…。夢主ちゃん…そんな闇深いことを思っていたのね…俺まで心が「きゅっ」ってなるよ…。やっぱ楓生さんの小説は次の展開が読めなくていいんですよね、だから夢中になってどんどん読んじゃいます(笑) (1月26日 0時) (レス) @page17 id: c6ae5f89f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楓生 | 作者ホームページ:もっぴーきゃっと  
作成日時:2023年12月11日 23時

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