銀月の狼 【登坂広臣】

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壱馬side




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ここに来てやっと追いつくことができそうだ


今までで一番有力の情報





壱馬「おばさん、あんがとな」



「まさか...あんたも行くのかい!?

　悪いことは言わないからやめておきなさい...

　あそこは呪われた場所だよ」



壱馬「いや、そういうわけにもいかないんでね

　この村にきたらあまりに賑やかだから

　その元気もらってくわ

　じゃあな」






店を出て辺りを見てみると確かに村の外には高い場所があった


木がうっそうと生い茂っいて、いかにも廃村がありそうだ






壱馬「よし...行くか、リアン」





柱につないでいたリアンをほどき、


俺はあの高台へと足を進めた




さっきのおばさんが、呟いていたことにも気づかずに....








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「この村が賑やかなのは、呪いに飲まれないようにするためなんだよ....」





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壱馬「うっわ、不気味すぎんだろ....」





森に入り高台を登り始めるといきなりあたりは深い霧に包まれ


さっきまでは温かい気候だったのに今じゃ肌寒いくらいだ



いかにも廃村がありそうな雰囲気



もしオミさんが見つかんなかったら、


俺....さっきの村に戻れんのか？




帰り道の心配なんかしてたらきりがないけど


さすがに少し不安になってきた





リアンに乗って歩き続けても、霧は深くなる一方





そんな時、リアンが何かに反応した







壱馬「リアン....どうした？」







耳をピンと立て、キョロキョロとあたりを見渡すリアン


何か聞こえたのか？



俺も耳を澄ませてみると、どこからか誰かの歌声が聞こえた





って、この歌どこかで....







さらに、








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「珍しいなぁ、こんなとこに人が来るなんて」





壱馬「うわぁあああああ!!!」







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