行くな、行きたくない。【登坂広臣】

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隆二side




つぎの日、俺は臣を含めたメンバー7人で楽屋にいた




いつも通りにガヤガヤしてるけど、臣は携帯を見つめたまま動いていなかった







直人「ね、もしかしてまた行ったの?ﾎﾞｿｯ」





リーダーの直人さんが俺の耳元で囁いた





隆二「....すいません。実はそうなんすよ」





直人さんはそっかーと言って腕を組んだ





直人「ホント、臣はわかりやすいね....」




隆二「仕事に支障が出ないように早めに帰ってきたつもりだったんですけど

やっぱそれだけじゃダメなんですね....」




直人「お前は平気なの?

共通の友達だったんでしょ?」




隆二「いやぁ、まぁ.......」




直人「これじゃ、自分の家族とか恋人がいなくなった時

臣、相当やばい事になるよ.....

その時は....支えてあげなくちゃな」







直人さんと他の４人には、詳しいことはまだ言えてない




いなくなったのは、俺と臣の共通の友達だと思っている



まぁ、別に間違いではないんだけど




あいつはただの『友達』じゃない



俺にとっても臣にとっても『家族』みたいな存在だった



臣にとっては『恋人』でもあったけど




だから.....さ




臣ほどじゃないと思うけど








.









.








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平気なわけ......ないじゃん

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