行くな、行きたくない。【登坂広臣】

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警察に事情を聞いてあと母さん達が搬送された病院へ急いで行った





受付の人に案内されてやってきたのは手術室の前だった



手術室の赤いランプはまだ光っていて




その前には......包帯まみれの人が３人






広臣「.....母さんっ!!!」



隆二「親父...母さん.....っ」






それは、俺の両親と臣の母親だった






広臣母「広臣....!!

隆二くんにAちゃんも....」




隆二「大丈夫なのかよっ!?」




隆二父「ここの３人は骨折１箇所ずつに擦り傷多少ってとこだ」




隆二母「３人とも...心配かけちゃってごめんねぇ」









俺の両親はどちらも怪我だけで済んでいた




けど......








広臣「おい.....他の３人はどこだよ」









臣が、そう聞くと









広臣母「お父さんは....この中にいる.....意識不明の重体よ.....けど.......」









臣のお母さんはポロポロと涙を流しはじめた




続いて俺の両親も.....








その涙の意味が、なんとなくわかったんだ






だけど....そうであって欲しくなかった







隆二母「Aちゃんっ......!!!ごめんっごめんっ!!!!!」









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隆二父「亡くなったのはっ.....


Aの....両親だ.....」

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