行くな、行きたくない。【登坂広臣】

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俺と臣、そしてAは




親同士で仲が良く、家も近かったこともあって




物心つく前からの幼馴染みだった







A「臣!隆二!学校いこっ」







幼稚園、小学校、中学校、高校も全部一緒









毎日毎日、一緒にいた









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臣が自分の気持ちを俺に打ち明けてくれたのは




中学に入って間もない時だった






でも、臣と俺とAの両親はもうそのことに気がついていた



もちろん俺も






広臣「隆二.....俺、ヤバイかも」



隆二「なにが?」






広臣「俺.....Aのこと....好き、かも」




隆二「はぁ.....やっと言ったか」



広臣「えっ....えっ!?

もしかしてわかってた!?」



隆二「わかりすぎた

お前、顔に出すぎ。

母さん達の間でも有名な話だよ」



広臣「母さん達もわかってたの!?

やっべ、はっず.....////」







こんなわかりやすい臣



それでもすごいことにA本人は気づいていなかった




なんで俺がそんなこと言い切れるかっていうと









Aも、臣と同じだったからだ

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