行くな、行きたくない。【登坂広臣】

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剛典side





ドアが締まりかけた時、健二郎さんと直人さんが臣さんに軽く手を振った




臣さんは振り返さず微笑んだだけだった






健二郎「俺ら臣ちゃんに挨拶しなくてよかったの?」



隆二「.....今は１人にしたほうがいいかも」






そう言う隆二の背中もどこか悲しそうだ






するとELLYがこの空気をどうにかしようとしたのか咄嗟に話題を持ちかけた





ELLY「そういえばさっき臣さんと隆二さんの知り合いっぽい人に会いましたよ!

ねっ!?」



直人「あーそうそう

女の子でしょ?」



隆二「俺と臣の?地元の人かな.....?」









そう、病院に来る途中俺達５人は



臣さんと隆二さんの知り合いを名乗る奇妙な女の子に会っていた








数十分前____________

※会話文が多くなります






『あっ!三代目の方ですか?』




そう話しかけてきたのは


東京の街中を裸足で白いワンピースを着た可愛らしい女の子だった




直人『そうだけど...ごめんね、サインとかは...』



『えっ、あっ、いえいえ違うんです!

えっと....臣と隆二とは昔からの知り合いで

ちょうど今...会いに行こうと思ってて』



健二郎「そうなんだー!

俺らも今行こうと思っててなー

でも今日はやめたほうがええで」



『えっ、どうしてですか?』



直己『収録中に倒れちゃったんだよ、臣』



『臣.....が?』



直人『そ、だから.....って、あれ?』






女の子はもうすでに走り出していた





健二郎『っちょ、待てや!!

君、名前はー!?』





『__________ですっ!!!

皆さん、隆二と臣をこれからもよろしくお願いします!!』









.









.









.









健二郎「.....と、いうわけや」




隆二「ちょっと待って....その子の名前....

本当にそう言ったの....?」




剛典「はい、そう言ってました」









隆二「ウソ.....だろ.......









.









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A.........」

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