四十七話「知らない罪」 ページ47
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相澤「お前、毒を扱う"蟲柱"か」
「.....はい?」
相澤がそう聞けば、周囲の温度はガクッと下がったかに思えるくらい少女の雰囲気が大きく変わった。
それは背丈の小さなその容姿からはとても想像がつかない程の重く、冷たいものだった。
「その問いには、例えイエスでもノーでも私の判断では答えかねます。というか…質問したいのは私の方です。何故、雄英高校で教鞭をとっているあなた方がこのような真夜中にここへいらしたのです?」
相澤「俺たちのことは知っていたか。自分は答えないのに、こっちのことは聞くんだな。」
「えぇそうですね...。ちょっと狡いんですよ、私」
オール「我々が夜に何をしにきたのか。もしそれを言えば、そちらも何かしらの情報をくれるのかな?...鬼殺隊のお嬢さん」
「あら、ご存知でしたか」
少女は静かに手に持っていた刀を納刀すると、小さくため息をついた。
「あなた方が何を、何処で、どうやって知ったのかはわかりませんが…つまりはヒーローの皆さんが私達を追っていた、ということでよろしいでしょうか」
相澤「だったら、どうする」
「どう...と言われましても、私から話すことは何もありませんよ。まぁ、私が鬼殺隊だということは認めましょう。もう隠しようがありませんし。」
オール「ならば何故、君たちは鬼を殺すしかないんだ。元々人間だろう、彼らは!! ヴィランにも家族はいるんだぞ!!」
「.....」
その瞬間、張り詰めた冷たい空気が、頂点に達した。
「元No.1ヒーロー、オールマイト殿...神野区での最後、お見事でした。いち日本人として、心から感謝申し上げます。」
オール「あ、あぁ。それは」
「ですが...それとこれとでは別の話です。随分と知ったような口で話されますね。実に腹が立ちます。」
相澤「なんだと?」
「はぁ、何故そんなに睨むんでしょう。そうしたいのは私の方なんですよ。"知らない"は罪なことですね。先程言ったように話せることはありませんが、あまり私達の地雷を踏む発言は慎んで欲しいものです。」
相澤「"知らない"からお前らを追うんだ。そしてヴィランとはいえ、人であった鬼を殺している以上地雷だのなんだのを気にする余裕はないな。このままでは、鬼殺隊は"人殺し"として認識されてしまうぞ。」
「"人殺し"ですか...」
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華夏(プロフ) - この作品好きです!これからも更新頑張ってください! (2021年11月3日 16時) (
レス) id: 4bbf064d28 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓﾍﾟﾍﾟ(プロフ) - 晴華さん» すみません、非表示でした汗 ご指摘ありがとうございます (2021年11月2日 12時) (レス) id: 9dfe7a6e7a (このIDを非表示/違反報告)
晴華 - 三十六話はどうしたんですか？ (2021年11月2日 9時) (レス) id: 9ac8204341 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - 面白すぎて大好きです！これからも頑張ってください！ (2021年10月31日 22時) (レス) @page42 id: 2e88d3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mmiho(プロフ) - 面白くて大好きな作品です！ (2021年10月31日 21時) (レス) @page42 id: 2243970d57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓﾍﾟﾍﾟ
| 作成日時：2021年5月29日 8時
