二十六話「募る不安と卵達の成果」 ページ26
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ホー「はぁ〜、なんで昼間はこうも平和なのかね」
とあるビルの屋上、その柵の上で街を見下ろしているホークスは思わずその一言を呟いた。
雄英高校へ例のミッションを公安を通して発令してから早一週間。これといった情報は未だ集まっていなかった。
情報は得られない上に"人食ヴィラン"による被害は広まる一方で、残念ながらこの一週間で3件、ヒーローと一般人が犠牲となった。
近頃続く連続殺人の影響なのか、他のヴィラン達による犯罪は何故かピタりと止んでいる。それはヴィラン連合も然り、やはり犯罪者達にとっても"人食ヴィラン"とは脅威的な存在なのだろうか。
ここまで足を掴めないとなると、ヴィラン連合よりも厄介な案件かもしれない。ヴィランが活動しないので、ホークスが先程口にしたように今現在昼間は平和そのものだが...拭えない不安や苛立ちは募る一方である。
ホー「さて、次はどこに飛ぶかな。」
いつまでも休んでいるわけにはいかないので、飛び立とうと羽を広げると、ズボンの右ポケットに入っているスマホが音を鳴らした。
画面を見てみれば尊敬してやまないNo.1ヒーローエンデヴァーからで、すぐに応答ボタンをタップして電話に出る。
ホー「もしもー....」
エンデ「来い」
ホー「え?」
エンデ「今すぐ来いと言っている。」
ホー「珍しいですね、そんなせっかちでしたっけ?」
エンデ「うるさい。ショート達が例の連中に関連しそうな資料を見つけたらしい、お前も一緒に共有するぞ。」
エンデヴァーはそれだけ言ってブチッと通話を終了させた。
どんだけ通話終了に力入れてんだよと苦笑するホークスだったが、今はそれどころじゃないだろう。
将来有望のヒーロー達が影で動いていてくれたのだ。しかもお土産付き....一人のヒーローとして活動しているとはいえ、学生である彼らにしては十分に及第点だ。
行進育成をする気はなかったホークスだが、自身の事務所に来た常闇踏陰を皮切りに、彼らの成果が実を結べばいいと願うのだった。
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華夏(プロフ) - この作品好きです!これからも更新頑張ってください! (2021年11月3日 16時) (
レス) id: 4bbf064d28 (このIDを非表示/違反報告)
ﾓﾍﾟﾍﾟ(プロフ) - 晴華さん» すみません、非表示でした汗 ご指摘ありがとうございます (2021年11月2日 12時) (レス) id: 9dfe7a6e7a (このIDを非表示/違反報告)
晴華 - 三十六話はどうしたんですか？ (2021年11月2日 9時) (レス) id: 9ac8204341 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - 面白すぎて大好きです！これからも頑張ってください！ (2021年10月31日 22時) (レス) @page42 id: 2e88d3e072 (このIDを非表示/違反報告)
mmiho(プロフ) - 面白くて大好きな作品です！ (2021年10月31日 21時) (レス) @page42 id: 2243970d57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓﾍﾟﾍﾟ
| 作成日時：2021年5月29日 8時
