恋をしないと、良い歌は歌えない。3【登坂広臣】

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それから、皆部屋を出て行って



哲くんは気を利かせて


私についてくれるのは広臣になった





部屋にいるのは、



警察の方が2人と、ヒロさん、社長、里香さん、広臣



そして私







警察「それでは、気を失ってから


　今までの出来事、無理しなくていいので話してもらえますか？」




「はい...」






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コウスケ「じゃ、とりあえず着替えようか


　俺、向こう行ってるから」







コウスケさんが私を逃がしてくれると言って、



用意してくれたのは





男物の服




多分、コウスケさんのもので



この部屋には何もないのにこれだけはコウスケさんの...







もしかして、最初から私を逃がすつもりで準備しておいてくれた...?





もしそうなんだとしたら



ここまでしてくれるコウスケさんに応えるためにも



なんとか逃げなくちゃ









服を着てみると、



結構ブカブカ





でも、フードをかぶってしまえば顔はわからないはず









コウスケ「着替えた？」




「あ、はい」




コウスケ「うん、それなら顔バレする心配ないね」









そう言ってコウスケさんは、



自分も着替え出した

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