恋をしないと、良い歌は歌えない。3【登坂広臣】

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広臣side






夜の8時すぎ、


AからLINEが来たから確認してみると




どうやら今日は翼ちゃんと飲みに行くらしい







俺も今日はこれで終わりだから



終わったら迎え行くとLINEした









剛典「臣さーん、飲み行きましょー」



「おーいいよー」








どうせだから、



Aから連絡くるまでメンバーと飲もう









剛典「あとで隆二さんとエリーもくるから」



「あーおっけ」







がんちゃんと向かうのはいつもAとくるところとは違う居酒屋



ここもA好きそうだな...





今度連れてこよう









用意された奥の席に着くと、迷わずがんちゃんはビールを頼んだ







剛典「Aちゃんのマネ〜」




「え、なんで知ってんの」




剛典「俺、一回飲んだことありますもん」




「そういやそっか...」








俺と付き合う前の話だし、



やましいことはないか。






って、何メンバーを疑ってんだ俺









そんなこんなでがんちゃんと飲んでいたら



しばらくして隆二とエリーがきて







さらに盛り上がる俺ら笑









剛典「ちょっと俺、トイレいってきや〜す」




隆二「いってらぁ〜」









なんて女子みたいなやりとり




だいぶ酔ってんなこいつら







あんま飲んだらAのこと迎えに行くのきつくなるだろうしな









エリー「あぁ〜Aちゃんのこと考えてるだろー!!」




隆二「やだぁリアじゅう〜〜」




「考えて何が悪いんだよ笑」









最近俺とか哲也さん達としか飲んでなかったみたいだし




たまには女の子同士で話すのも息抜きになるだろ









この時俺は、そんな風に思ってた









けど、









隆二「あっ、がんちゃんおかえりー」




エリー「どうした？なんか顔暗くない？」






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剛典「今すぐ、この店出よう」

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