帝光の支配者―2―【黒子のバスケ】 (ページ3)

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４５話ページ3

赤司side

俺がノートを持って生徒会室に入ると、二年のイツメンが揃ってた。

赤司「朝ぶりですね、黒川さん」

黒川「どうも」

虹村「にしても、赤司…。
お前、最近他の生徒会たちにちょっかい出されたのか？」

ちょっかいと言うのは、あの事だろうか？

俺の中での解釈が合ってるかは不明だが、俺は席に座って、資料に記入しながら答えた。

赤司「まぁ、先輩方の仕事を押し付けられた程度ですが。
それは結局、黒川さんが全て終わらせました」

何を、とは敢えて言わない。

言わなくても、この人らなら理解はするだろう。

久保田「にしても、お前らしいな」

関口「どうせ。
これをやらないなら、生徒会から退いて、自由に遊べばいいです。
とか、瞳孔開いて、ハサミかカッターを片手に言ったんだろうな」

虹村「それの二代目が出そうで、心底ヒヤヒヤだけどな」

とか言って、虹村さんを筆頭に、黒川さん含め俺に視線を向ける。

俺は資料から顔を上げた。

赤司「なんですか」

虹村「いや、黒川同様のキャラ居たなって」

関口「同様ってか、もはやコピーだろ」

久保田「黒川も最初の頃は、ただの優等生かと思ってたら、実は魔王様だったからな」

黒川「黙れ」

黒川さんは久保田さんのスネを蹴った。

魔王、ってことは……。

黒川「何を想像してるか知らないけど、赤司。
俺は周りを扱き使う王様。
そのためには周りを黙らさなきゃいけない。
たったそれだけだよ。
勝者は肯定される。手っ取り早いだろ」

虹村「おい黒川。
これ以上口を開けば、二度と口を開かないようにするぞ」

黒川「これ以上、コイツ怒らすと俺死ぬわ」

黒川さんを見てて、たまに思うことがある。

この人は多重人格なのかって。

本当、掴みどころの無い人だ。