検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:52,076 hit

7 ページ7

.





大丈夫と伊藤くんに背中を押されて教室に戻ると理子がこちらに駆け寄ってきてくれる



「Aおはよ!教室にいないから心配しちゃった」



「え、あぁ!ごめん、ごめん!」



あまりにも普通にくるもんだから調子が狂う
帰ってごめんと言いたかったけど
言ってしまったら私の事気にしないで
なんて言われそうで



「次の時間数学よ宿題やったの?」



「あ、いっけな!!!やってないわ!!理子〜」



「全くもう〜」



理子から話をそらしてくれて普通の会話になって
私は謝りもできず1日を過ごす
お昼休みも貴志に合わないように
放課後になったらダッシュで教室を出た



こんな事いつまでやっても仕方ないのはわかってるけど
ここ数日の間で色々ありすぎてパンク寸前なんです










……
………









ダッシュで出てきたけど家にまた貴志が来る可能性だって0%ではない



家に帰れない…



たどり着いたのは土手で
ちょっと時間潰すにはいいだろうと寝転ぶ



貴志はなぜ私にキスしたんだろう
期待ってなんだよ
私のこと名前聞くまでわかんなかったくせに
からかわれてる80%
いや
99.9999999…









「バカヤローーーーーー!!!!!!」









「誰がバカだって」



凄い勢いで起き上がって後ろを振り向く
銀髪オールバックにグレーの制服



「き、狂犬」



男子高でツッパリしかいない開久高校がある
そこに手のつけられない銀髪オールバックの"狂犬"と呼ばれている人がいる事はここら辺では有名な話で…

そんな人が何故今ここにいるのか
いや、なんで私に話かけるのか









「ごめんなさい」



秒で正座して頭を下げる
痛いのは嫌だ









「お前女に何してんだ」



「いやこいつが勝手に土下座してきて」









バッと頭をあげると狂犬の隣にさらにでかい男が立っていた

もう見た目だけで気絶しそうで




「おい、お前に俺たち聞きたいことがあるだけでお前に何かしようとか考えてねえから」



と狂犬さん
なんだ意外と優しい人なのかな
もうとりあえず誰でも殴るイメージしかなくてごめんなさい訂正します



.

8→←6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ももずく | 作成日時:2019年3月31日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。