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三橋side
「なんだ?あいつ」
「お前Aちゃんとなんかあった?」
「あぁ伊藤か…いやなんかあいつ様子おかしいんだよな、考え事してたって言ってたけど」
「ちょっと見に行くか?」
伊藤の言葉に頷いて教室を出てAたちの教室
見渡せばAどころか理子もいなくてクラスのやつに聞けば理子を無理矢理引っ張って屋上に行ったとか
ますます怪しい
東京の野郎の時といいずっと引っかかってた
何か隠してるに違いない
俺は伊藤を連れて屋上へ向かった
…
……
………
屋上のドアを開けようとした時にAの声が聞こえてドアノブから手を離した
「どうしたんだよ三橋、Aちゃん達いるんだろ?」
「俺が行ったところで話すわけないだろ」
ドアに耳を当てて会話を盗み聞きする
「俺はこの光景を見た気がするわ」
伊藤の言葉をシカトして片耳に集中する
「………キス…れ…」
まさか聞こえてきたのは信じられない言葉で俺はいてもたってもいられなくてドアを開けた
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作者名:ももずく | 作成日時:2019年3月31日 12時