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「あれー?今貴志くんの声聞こえたけど?って、あんた玄関でなに座り込んでんのよ」




「あ、お母さんたたたただいま」




私が玄関でうずくまってるところで母がやってきて紙袋を突き付けられた




「なに…これ…」




「これ貴志くんに持ってって欲しかったのよ、ちょうどいいと思ったんだけどこれ持ってってくれる?」




「わ、わたし!?」




「ほれ、行く」




えええええとただこねても母には勝てず外に追いやられてしまった



走って貴志の家の方へ走る
多分こっちだ、薄くなってるしとっとと渡して早く帰ろ









気付けば30分くらい走った
何故だ、貴志に追いつかない
ちょっと前に思った
私家を知らないし道を間違えしまったんじゃないかと
気付いたら薄暗い路地




「もう諦めて帰ろうかな」




「Aか?」




声をする方を見れば銀髪オールバック



「さ、がらくん」




「お前こんな所で何してんだよ」




「あ、のちょっと人を追いかけてたら迷っちゃって…」









バカだなと言われつつ商店街まで送ってくれることになった


見た目怖いのになんだかんだ優しい





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作者名:ももずく | 作成日時:2019年3月31日 12時

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