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「アジトに…？」
次の日貴志に屋上まで連れてこられてあいつらのアジトに行くと言い出した
私は出来れば行きたくなくて顔を伏せる
「Aちゃんが頼りで…行きたくないとは思うんだけど」
「…佐川くんも今井くんたちの事考えたら甘い事…言ってられないよね…」
涙目になりながら歯を食いしばった
それを見て貴志が感づいた
「お前やっぱり昨日なんかあっただろ」
腕を掴まれ見つめられるが伊藤くんになだめられて落ち着く
「とりあえず行こう、私頑張るから」
…
……
………
「何だ三橋伊藤も大したことねえな」
後ろにいた2人が同時に倒れこんで後ろを向くとそこには会いたくない人たちで
「Aちゃんみっけ」
「紅…野さん…」
そんな怖がらないで行こう？と手を引っ張られまた連れてかれそうになる
「Aちゃんもいたし千葉最強コンビもやっつけたことですしそろそろズラかりますか」
なんで私まで連れてかれなきゃならないのと抵抗してると紅野の手が緩んだ
「やっべ」
「追え」
「待てこら〜！おら〜！」
後ろにいたのは開久で、久しぶりに見た片桐さんと相良さん
「Aお前どうしてこんなところに」
「相良、とりあえず追っかけるぞAはそのあとだ」
「へぇーへぇー」
2人もほかの開久の後を追う
貴志たちの方を見れば頭から血が流れていた
「貴志！！！伊藤くん！！！大丈夫！？」
「あぁ、俺たちも追いかけるぞ伊藤」
「Aちゃんはまってて」
伊藤くんに頭をポンと叩かれ2人は開久の後に続いて走っていった
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作者名：ももずく | 作成日時：2019年3月31日 12時
