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誤解を解けず数日
私はなんてヘタレなんだと落ち込んでた
避けずに過ごしてたら今度は貴志の方に避けられてるのか会えてない
なんでや
机に伏せてるとなんだか先生たちが慌ただしい
理子も理子で元気が無くて
「理子どうしたの?」
「あ、Aあのね3組の佐川くんが東京で誰かにやられて意識不明らしいの」
「え?佐川くんが?」
「私放課後東京の病院行って様子を見てくるつもりで」
理子繋がりで仲良くなった佐川くん
東京にも何回か行ったことがあったけどそんな恐ろしい事があるのかと目を丸くする
佐川くんが心配
私もと理子に伝えたら私に任せてと言うもんだから大人しく従う
「A心配しないで、佐川くんは大丈夫だから、きっとさんちゃんたちが仇を討ってくれるはずよ」
静かに頷いた
…
……
………
放課後まっすぐ家に帰りなさいと理子に言われて帰る途中
「ねえねえ、そこのお姉さん」
「うわ!ちょーーーマブイじゃん!」
「君軟葉高校の子だよね?三橋ってのと伊藤っての知らない?」
4人組の男たちが後ろから声をかけてきた
いっきに喋るもんだから私も怯む
それに三橋と伊藤って
「な、なんですか」
「俺たちそんな怪しいもんじゃないよ」
「…めちゃめちゃ怪しいです」
1人が私にずりずりよってきてそれに合わせて後ずさりしたらあっさり壁に追いやられてしまった
「紅野ちゃん大胆だねェ」
ケラケラ後ろで笑っててただただ恐怖しか感じない
誰か助けて
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作者名:ももずく | 作成日時:2019年3月31日 12時