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Your side
JN「屋上にベンチがあるんだけど、そこで呑まない？」
『えぇ…それ絶対寒いやつじゃん。』
JN「安心して、ガラス越しだから。」
『それなら、そうしようかな。』
時刻はまもなく十二時。
ジェノのパジャマを借りて、ジェノの部屋にいる。
室内が全部ジェノの香りで、正直、気が狂いそうだった。
そんな時にジェノが提案してくれたから、心底安心した。
・
JN「滑らないように、手繋いどく？笑」
『…からかってんでしょ、』
JN「ごめんって、笑」
「Aの反応がかわいくて。」
ほんと、ジェノって何なんだろう。
とことん私を落として一体何をしたいと言うのか。
JN「すごい綺麗だね。」
『銀世界だ…』
二人横並びでベンチに座って、本日二度目の乾杯。
私はジェノに一つだけ聞いておきたいことがあった。
『ねぇ、ジェノ』
JN「んー？」
『…こんなに家に呼んで大丈夫？』
『その…好きな人とかいたら申し訳ない、じゃん？』
そう言った瞬間、ジェノが大笑いし始めた。
『な、なに。』
JN「深刻そうな顔でジェノ…って言うから何かと思ったら、笑」
…こっちは笑い事じゃないんですけど。
どうやらツボに入ったみたいだ。
JN「ごめん、笑いすぎた。」
『なんなの、』
JN「それで、さっきの質問の答え。」
「いるよ、好きな人。」
事前に言ってほしかったな。
そもそも事前ってなに？
そんなつまらないことを考えてしまうほど私は思考停止していた。
悲しいって感情が出ないほど悲しい。
『…好きな人、ってどんな人なの、？』
JN「うーん…一言でまとめられないけど、」
JN「誰にでも優しくて、仕事熱心で、面白くて、お酒に強くて、雨の日だと少しイライラして、スニーカーが好きで、コーヒーより紅茶が好きで…仕事頼まれたら断れないお人好し。」
…随分私と似てる人だな。
だとしたら、その子と私の決定的な違いは何だったんだろう。
、私の何がダメだったんだろう。
JN「そんなに悩まなくても、笑」
「お人好しなんて、一人しかいないでしょ？」
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風ちゃん(プロフ) - wakaさん» ヘチさんって恋愛相談には持ってこいの人物だと勝手に解釈しております🤭 (12月10日 14時) (
レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ヘチャン😂優しいしかわいい！！！😂 (12月10日 12時) (レス) @page8 id: cdbb1440fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風ちゃん | 作成日時：2023年12月4日 21時
