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HC side
Aと初めて話したのは、大学一年の時の人数合わせで参加した合コンだった。
たまたま隣になったAも、そんな感じだったから話しかけた。
HC「ねぇ、人数合わせで来た？」
『…はい。』
HC「あーやっぱり？俺も人数合わせ。」
『その割には、さっき女子達に群がられてニコニコしてたじゃないですか。』
おぉ、見た目の割にズバズバ言うな〜というのが第一印象だった。
見た目は典型的な真面目系女子って感じで、割とどこにでもいそうな女の子。
でも、今までそういう子とはあんまり関わってこなかったから興味が湧いた。
HC「俺と抜けない？」
『…ネオン街に行かなければ。』
ネオン街は予想通りだったけど、まさかイエスが出るとは思ってもみなかった。
HC「行ってくれんだね。」
『…ここにいても、何もないですし。』
HC「おっ、よく分かってんじゃん〜」
「じゃ、行こっか。」
・
HC「ねぇ、」
『…はい』
HC「敬語やめようぜ？同い年だし。」
『…うん、わかった。』
コンビニ前のベンチに座って、半分に割った肉まんを二人して頬張りながら喋った。
『ドンヒョクさんって、』
HC「呼び捨て」
『…ドンヒョクってさ、男女の友情って信じる？』
HC「んー、どうだろ。」
この後の発言が、俺の首を絞めることになることをまだ知らなかった。
HC「あるんじゃね？現にAとおともだちじゃん？」
この時、男女の友情はない。と断言しておけばこんなにAとだらだら曖昧な関係が続くことはなかったのに。
『、なんか…ドンヒョクって女狂わすタイプそう。』
HC「えぇ…そうかな〜」
『実際、遊んでるでしょ？』
HC「うーん…遊んでんのかな。」
『一週間に一回はネオン街行く？』
HC「うん、行く。」
『じゃあ遊んでる。』
そう言いながら、少し嬉しそうに肉まんを頬張るAの横顔を未だに覚えている。
俺が女の子に対して、初めて愛おしいと思った瞬間だった。
…
『へぇ…そんなに前から好きだったんだ。』
HC「そうだよ、お前よりも愛が重いの。」
・
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風ちゃん(プロフ) - wakaさん» ヘチさんって恋愛相談には持ってこいの人物だと勝手に解釈しております🤭 (12月10日 14時) (
レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ヘチャン😂優しいしかわいい！！！😂 (12月10日 12時) (レス) @page8 id: cdbb1440fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風ちゃん | 作成日時：2023年12月4日 21時
