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Your side
「Aせんぱーい、営業部との飲み会参加しません？」
すごく甘い香水の匂い、季節感皆無のミニスカ。
世間一般から見ると、こういう女の子が男ウケいいのかな。
それとは真逆に、適当に結んだポニーテールと銀縁の地味な眼鏡、少ししわがあるスーツを着た私。
それにのし掛かる、アラサー28歳という重み。
考えただけでも恐ろしい。
『飲み会…行けたら、行くね。』
いつもと同様の断り文句で、断った。
しかし、今回ばかりはそう簡単にはいかないみたいだ。
「えぇ〜そう言っていつも来ないじゃないですかぁ…」
丁寧に巻いたであろう髪をくるくるしながら言う後輩。
それに乗っかって男性陣も、そうだよ〜行ってあげなよ〜と後輩の肩を持つ。
行ったところで、どうせ私は引き立て役になるだけだ。
しかも貴重なイブなのに…
でも、これ以上部内で肩身が狭くなってはいけない。
『…分かった、参加するね、』
そう言うと、やったー！と声をあげる後輩。
女性陣の、引き立て役じゃん…と静かに笑う声。
心の中で大きいため息を吐いて仕事に戻った。
____________
そして、迎えたイブ。
街はイルミネーションで輝いて、手を繋いではしゃいでいるカップルがほとんどである。
聖なる夜を迎えようとしている日に、何の脈略もない飲み会に参加するとは何やってんだって話だな…
・
「あっ！せんぱーい！待ってたんですよ〜！」
白いニットに薄いピンクのミニスカート。
今日も後輩は典型的なモテる女の子な衣装に身を包んでいる。
そして、私には目もくれず男性陣はその後輩に夢中である。
…一体私は何のために来たのだろうか。
？「…あの、」
すると、目がくりっと真ん丸で可愛らしい男性が私に話しかけてきた。
『はい…どうかしましたか、？』
？「その、俺のこと覚えてますか、？」
「USBを先輩に拾ってもらったんです、！」
USB…？
あっ…あの名前を聞いてきた男の子か！
『お、覚えてます！』
『…その、お名前は？』
MK「マークって呼んでください、！」
明るく笑うマークくんの笑顔を見て、さっきまであったモヤモヤした感情が少しだけ和らいだ気がした。
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風ちゃん(プロフ) - wakaさん» ヘチさんって恋愛相談には持ってこいの人物だと勝手に解釈しております🤭 (12月10日 14時) (
レス) id: 28b3fc24c1 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ヘチャン😂優しいしかわいい！！！😂 (12月10日 12時) (レス) @page8 id: cdbb1440fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風ちゃん | 作成日時：2023年12月4日 21時
