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ep.8 ページ10

蛍「とは言ったけど、僕放課後あいてないんだった」




次の日の朝。約束通り、蛍は登校時間を元に戻した
玄関を出るといつもの様に眠たそうな目をして縁石に座る蛍の姿



「あ、そっか。部活じゃん」


蛍「うちのとこ毎日練習あるからな..」



わたしはちょっと嬉しかったんだ。
蛍とまた一緒に学校に行けること。別に特別なことじゃないけど、当たり前がなくなるのは悲しい



「ていうかさ。わたしが一人で歩かないようにすることになんでそんなこだわるの?

女の子でも一人で学校行き帰りしてる人なんてたくさんいるじゃん」




ジトッと睨まれる。


蛍「そうやって脳内花畑な考えしかできないからでしょ。
実際昨日だってそのせいで危ない目にあいそうだったんだし」



「それは..!!ありがとう、だけどさぁ...」



なんか。なんだろう




正式に彼氏である佐々木くんより



蛍の方が、よっぽど





蛍「でもいつも僕が近くにいるとは限らないんだからね。自衛大事でしょ」



「そんなわたしにばっか構ってたら彼女できないよ」



蛍「別にいいんだけど..」



また睨まれる。


「...蛍がわたしのことこんな心配するなんて思わなかった」



蛍「当たり前でしょ」



何年一緒にいると思ってんの、と呟く蛍



蛍は一見冷たそうなのに、当たり前で何でもないことかの様にわたしのそばにいる。



ずっと、そうだった。





蛍「まあ心配ってより世話してる感覚だけど」



「せっかく今好感度上がってたのに最悪だね..

もう。じゃあもしまたわたしがピンチだったら助けてよね...!!」



冗談まじりに言ったのに。


滅多に笑わない蛍




今日の朝は機嫌がいいんだろう
息を吐く様に笑う



蛍「うん。いいよ」

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いぶき(プロフ) - ツッキーの不器用なところがもう最高です!!これからも更新楽しみにしています! (2020年5月25日 22時) (レス) id: 9e0914cc14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そるり | 作成日時:2020年5月23日 11時

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