ミルクティー (ページ5)

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ep.4 ページ5

次の日から蛍は本当にいつもより30分早く家を出るようになった。

一緒に学校に行くことはなくなった。

蛍の言ってることは正しいんだろうな
周りの彼氏がいる女の子を見てみても、彼氏以外の男の子と二人で行動してる人っていない気もする

蛍に言われた通り、登下校のことを佐々木くんに話してみた。

佐々木くん「わりー！俺いつも家近い友達と行き帰り一緒なんだよね、ごめんね！」

断られた。あっさり。
わたしに一目惚れしたんだよね..?
いや別にいいんだけどさぁ
　

彼氏って難しいなぁ

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蛍と登下校を一緒にしなくかってから、格段に話さなくなった
今思い返せば、その日の放課後の予定とか、昼休みに勉強教えて欲しいとか、夜ごはんどっちかの家で食べるとか、

そういうの全部登下校中に約束してた。

高校生って悩み事増えるんだな..佐々木くんは連絡はくれるけど休みの日にどこかデートに誘ってくれることもない。
彼、帰宅部なのに。

休み時間、いろいろ考え事しすぎて机に突っ伏してると

後ろからツンツンと体をつつかれた。

「ん、なに？」

振り返ると小柄な男の子。
プリント後ろに回すときに、ありがとーっていつもニコニコ受け取ってくれる人。

『たいちょー悪いの？大丈夫？』

「あっ、うん、ごめん大丈夫全然！考え事してただけ」

『ふーん！そっか！なら良いんだけど！』

名前、なんだっけ

しょう..

『おれ日向翔陽だよー！覚えてないの？』

あっ、そうだ。日向くん。

日向「Aさんでしょ！覚えてる覚えてる！」

少しだけ日向くんと話をした

高校生大変だよねってこと、勉強難しいってこと、
わたしに彼氏ができた話

あと、

日向くんと蛍が同じ部活だって話