満天星 ページ48
※第三者視点
街がイルミネーションで色付き輝く冬。
道枝駿佑は白と青で煌めく大通りを見て、あることを思いつく。
都内で仕事だった道枝はそれを写真に収め、今は撮影で地方にいるであろう人にメールを送った。
スマホを仕舞うとマネージャーにまた間宮くん？と声をかけられる。
それに対して道枝はにやける顔を隠さずに頷いた。
先輩である間宮Aに報告したがりなところは、グループで一緒になってから習慣化された。
昔は連絡先も交換していなかったから、会わないと話す機会がなかったのだ。
それこそ最初は自分から連絡を入れるのも躊躇していたが、距離が縮まってから頻繁に連絡をするようになった。ちなみに愛犬の写真や動画も一方的に送りつけている。
無事家につき、湯船に浸かりながらスマホを見ると間宮からの返信がきていた。
送られてきた時間は数分前だから、ちょうど仕事が終わったのだろうと考える。
「Aくんが東京行ったときに一緒に見れたらなあ」
勝手に口から出た言葉をそのまま文字にして送ろうとしたら間違えて通話ボタンを押してしまう。
やってしまったと焦っている間に応答があり間宮の声が聞こえだす。
『急にかかってきたことより道枝が風呂入ってるのにびっくりしたわ』
「ほんまごめんなさい押し間違えて…」
『あはは。まあええけどな』
ビデオ通話になっていて更に焦るが間宮は気にしてないようで。
本当に風呂でもビデオ通話するんだな、とどうでもいいことを考えていた。
さすがの道枝も間宮に対してこんな気の抜けたビデオ通話をしたことはなかった。
この人の前ではちゃんとしていようと思っていたのもあるが、ただただ間宮に見られるのは恥ずかしいなと思っていたから。
『さっきの写真、東京？めっちゃ綺麗やな』
「そうです。今日仕事帰りにマネージャーさんと行って、Aくんにも見てほしい思って」
『ほいなら東京行ったときに見に行こかな』
「ぜひ！」
このタイミングで一緒に行こうと誘うべきだったと道枝は後悔する。
デビューしてから休む間もなく働いてる二人は仕事以外でまったく会っておらず、どちらかが不在なんてことも多かった。仕事終わりのちょっとした時間でもいいから間宮と時間を共にしたいという願望が道枝の中で膨れていく。
道枝もまた、長尾と同じで他のメンバーを羨んでいた。
自分も時間が合えば街を歩いたり、ショッピングしたいと思うばかり。
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舞茸 - 初めまして！一気に読んでしまいました…！すごく面白いです！もしよかったら主人公が鬼レンチャンのカラオケに出たら…というお話が読みたいです（ ; ; ）続編楽しみにしてます、よろしくお願いします！ (2021年12月31日 4時) (
レス) @page50 id: 91d1601611 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - 今日めっちゃ更新あって嬉しいです！メンズ校の方も更新待ってます！ (2021年12月25日 21時) (レス) @page48 id: dcdd46bcaa (このIDを非表示/違反報告)
yechung(プロフ) - みやにし大好き過ぎて、こっちもあっちも何回も読み返して楽しんでいます。 (2021年12月24日 16時) (レス) id: a7fc5954a6 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん(プロフ) - みやにしも好きなんだけど、みやこじもみやすえも好きになっちゃう！続き楽しみにしてます！ (2021年12月23日 21時) (レス) id: dcdd46bcaa (このIDを非表示/違反報告)
もぶ(プロフ) - アヤカさん» ありがとうございます！！みやにしをよろしくお願いいたします〜！ (2021年12月10日 15時) (レス) id: 03de132077 (このIDを非表示/違反報告)
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